カテゴリー「【1.Camera】Canon EOS kissⅢ」の投稿

2010/02/07

SPEED★STAR(32)

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2月から3月にかけて、アーティストを撮る機会があった。

幼稚園~中学校まで一緒だった、今年でデビュー18年になる幼馴染み。

 

人物は撮らないの?とたまに訊かれる。

撮りたくないわけではないのだが、撮りたい人が思い浮かばない。

モデルの友達もいるし、言えば快く撮らせてもらえるのだけれど。

今回のお誘いは魅力的だったので、ぜひにと、逆にお願いさせてもらった。

 

撮影日数は、初日の試写を含めて3日間。5種類のフィルムを使った。

スナップ以外で人物写真を撮るのは初めてのことだし、

それが私の技術で銀塩となるとなかなかプレッシャーを感じる。

天気の影響もあって、彼の予定よりも時間を取ってしまって申し訳なかった。

 

撮影は、東京タワー、麻布十番、有栖川公園など、地元でというコンセプト。

最終日、私たちが卒業した小学校を通りかかったとき、ダメ元で訊いてみようか?

と意見が一致して、撮影させてもらえるか頼んでみた。

たまたま校長先生がいらしたのでお願いし、卒業者名簿まで確認してもらったのだが、

思った通り、商用目的での使用許可は出なかった。

私用目的なら、と、快く言ってくださったので、私が個人的に公開するには問題なく、

校庭で何枚か写真を撮った。私のテンションだいぶ上がっていたらしい。

あまり懐かしく思う学校ではなかったのに、いざそこに立ってみると、

自分では想像もしていなかった不思議な気持ちになった。

また、普段ほとんどひとりで撮り歩いている私にとっては、

同じ時間を過ごした友達と同じ時間を過ごした場所を見て、

あそこには何があったよね、あそこにはあれが生ってたよね、という、

ものすごく狭い範囲の記憶の共有がなんだか妙に楽しかった。


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撮影の初日には、世界でたった1軒という万華鏡の専門店がある。

 

万華鏡専門店になる以前は昔館という飲食店で、深夜たまにお茶を飲んだり、

万華鏡専門店になっても最初のころは何度か買い物もしたが、

最近は専ら、通り掛かりにショーウィンドウをのぞいて楽しませてもらうだけになってしまった。 

しかし、頼んでみるとこちらも快く店内での撮影の許可をいただいた。

KALEIDSCOPE 昔館

 

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ほかにも彼のご両親がいる実家での撮影、私の家で犬に邪魔されたり、

同じく中学校の同級生であるだんなさんと久し振りに会って話が弾んだりと、

終始和やかで気を使わない撮影をさせてもらった。

 

私のサイトのアルバムには、CD、写真集では使わない写真の中から、

私が気に入っているものをピックアップして掲載した。

クロスで撮っているものは1本のみだが、フィルムそれぞれの色合いがかなり違うこともあって、

アルバムカテゴリは「ちぐはぐな色たち」とした。

青被りを期待していたプレシーザが緑になって意外だったが、

結果的にはそれで良かったと思う。

時間の関係でプレシーザのみ1本撮り切ることができず、残りは近所の公園で消化した。

 

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なお、アルバムタイトルの「SPEED★STAR」は、私が好きな曲のタイトルが思い浮かんで借用したもの。

実際の曲のタイトルは「SPEED☆STAR」で、星の部分が白抜きになっている。

ちなみにこのCDのジャケットの人形は彼の手作り!子供の頃から絵のうまかった彼。さすがです。

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2009/12/31

イロイロな日々2009(29)、(28)

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2009年中に撮った、数が半端な写真を集めたアルバム。

半端ではあるもののひとつにまとめるには全体の数が多すぎ、1と2に分けた。

カテゴライズが難しい写真の比率だったので、1には暗め、2には明るめ、

という分け方しかできなかったのが、カテゴライズ好きとしては無念。

 

まず1。

雨の日に撮った三田小山町(センチュリア多分400)。自宅でモカ。

引越し直後、まだバタバタしていてなかかな散歩に出られず、

自宅周辺で撮った花や実や風景(ロモ100)。

最後のフィルム消化に歩いたが全然撮るものがなかった元麻布。

 

そして2。

元旦の東京タワー、新年の挨拶用に作ったスウィーツ。

横浜に行ったときの景色とモカ。

引越し前に、カラスと猫に狙われていたのを保護したスズメ…。

結局飛び立つことはできなかった。悔いが残る。

引越し前の低位置で寝るモカ。

引越し後、深夜過ぎてもライトが消えていない日の東京タワー。

建築物の雰囲気に合わせ、悪天候を狙って撮った新東京タワー<スカイツリー>と、

そのときの道中を車の助手席から。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2009/05/16

Rose Garden 2009(56)

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毎年恒例の、港の見える丘公園での春のバラ。

この日は、モカとチョコが初めて一緒に遠出した日でもある。

 

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バラは、ピークを若干過ぎたもののよく咲いていた。

体調がまだ戻っていなかったが、久し振りのちゃんとした外出で、

撮ることが楽しくて仕方なかったことが枚数に表われている。

寒かったが、天気もバラを撮るには程よい曇り空で、

帰る頃にぱらつき始めた雨もタイミングがよかった。

 

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この頃は病み上がりで食事も制限し、コーヒーも我慢していた。

まるでコーヒー中毒のように、コーヒーが飲みたくてたまらなかった時期だ。

公園の中のカフェでは、ケーキと紅茶で我慢した。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2008/08/10

Fire Works 2008(12)

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前の年に初めて銀塩で撮って味をしめた花火。

この年はポジとネガ両方で試してみた。

 

まだまだ練習不足で、あとからこうすればよかった、

ああすればよかったと後悔はなくならないが、

仕事の時間帯の関係で花火見物はな かなか実現しない。

 

反省点を踏まえて翌年に試してみたいことがいくつかあったが、

翌2009年は引越しと東京湾の花火か重なってしまい、

結局ひと夏、 花火を撮ることができなかった。

すでに、反省点も忘れてしまっている・・・。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

 

 

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2007/12/09

静寂の音(38)

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この日は、麻布十番から善福寺を抜けて仙台坂を上がり、

有栖川公園で紅葉を撮って、元麻布から帰るという定番ルート。

 

12月だというのに夏のような日差しと気温で、風も強いのに歩くと汗ばむほどだった。

この日、初めてのセンチュリアを入れていたのだが、

善福寺のこの大銀杏と青空には最適なフィルムだったかもしれない。

いつも使っているアグフアは、空はそんなに得意ではないから。

 

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特に紅葉をあてに出かけたわけではなかったのだが、

公園ではこんなに鮮やかにもみじが色づいていた。

立ち止まっていれば風も太陽も適度に心地よくて、

今まで体験した中で、二番目に素晴らしい快晴の日。

すべてのものが輝いていて、神聖な空気が漂うほど。

いつもなら撮っていないときはずっと歩きっぱなしの散歩なのに、

珍しく公園で一休みして天気と紅葉を味わっていたら

そこから動きたくなくなってしまったほどだ。

そもそも、子供の頃からなじみのある有栖川公園で、

こんなに綺麗な紅葉が見られるというイメージはなかった。

これならわざわざ、遠くまで出かけて撮る必要などないではないか。

それに味を占めてこの翌年、翌々年も同じくらいの次期、

紅葉を狙って足を運んでいるのだが、この2年はまったくの空振り。

最初の偶然が一番素晴らしい、というパターンの最たる例かもしれない。

 

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【柳の木】

柳の木が切られてい た。
好きだった木。
差し押さえで廃屋になっていた家のものだった。
住む者がなくなり、枯れかけては、いたのかもしれない。 
だからといって、それが切られてしまったのを目の当たりにすれば心は重い。
その柳の、春から夏は緑の葉をくぐり、
秋から冬は、寂しげにたれた枝をく ぐったものだ。

春が来ればまた芽吹き、見事な姿を見られるものと、
その繰り返しに終わりが来ることなど、
夢にも思 い浮かぶことなどなかった遠い日に。

 

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【最後の亀】

公園で写真を撮っていたら、
池の淵にいたおじさんに声をかけられた。
釣り 糸を垂れるわけでもなく、何をしているのだろう…
と思っていたところだった。
自分に言った言葉なのか判断できないほど、
ぼそり、とした呟きのような口調だった。

「亀の甲羅干し」

見ると1匹の石亀が 落ち葉に囲まれて、
まるでウトウトしているかのようだ。
カメラを持って歩いている私に教えてくれたのだろう。
ありがたく写真を撮っていると、またポツリ と。

「最後の亀」
 

一瞬、

え?

と思った。

 

落着いて考えてみればなんということはない、
ほかの亀はみんな冬眠に入ってしまい、
その亀だけがまだ残っているということだったのだけれど。





最後の亀。

 

私には、その亀が最後の生き残りのように思えてしまった。
一瞬の勘違い、そしてその刷り込みといえばそれまでなのだが。


最後の亀。

 

その日、夜になっても、翌日の朝になっても、
そのフレーズ、
そのイメージは、
なかなか頭から消えてはくれなかった。
地球上に残った、最後の一匹の亀のイメージ。

 

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マンションの建物へと続く私道の坂。
銀杏、椎、月桂樹などの木がある。

 

【マツダマンション】

私が母と住んでいた家と、叔母の家は目と鼻の先で、
幼稚園から中学校まで、私はふたつの家を行ったり来たりで育った。
叔母の家は当時珍しいアメリカ形式のマンションで、
庭もあり、子供にとってはまたとない遊び場所だった。

その敷地はちょっとした丘になっていて、
建物自体はその丘の頂上に建っていた。
裏には小さな公園もあり、庭の木々と公園の桜、
エ ントラ ンスの坂には椎の実と月桂樹、銀杏。
子供心にも夢のような場所だった。
以来今まで、その場所に戻ることが叶わぬ夢になっている。

そこは20何年か前に新しい高級マンションになり、
その後も毎日その前は通っていたけれど、
足を踏み入れるこ とはなかった。

部外者立ち入り禁止。

そんな雰囲気で溢れていたから。
もう二度と、そこに立ち入ることはできないのだと思っていた。



今朝までは。



ここ半年写真を撮るようになって、
ま たその付近に足繁く通うようになり、
件のマンションの前も、何度も往復していた。
いつもその中を見上げ、拒否され、立ち入ることな く。

なぜか今朝は気が向いて、ふと坂を上ってみた。

丘の上に行くまでもなく、
抑える間もなく、
ただ立ち止まって泣くしかなかった。

足下を見ると、銀杏の実が落ちている。
あの日、母と拾った実と同じ木の。



ここにすべてを置いてきた気がする。

 

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【最後の日】

 

最後の亀。


最後の日。


もう、撮っているものすべてが、
毎日、その日が見納めかもしれないものばかりだ。

昨日そこにあったものが、
明日にはもう、失くなってい る。

毎日どこかで。
その繰り返し。





今日の最後の日は今日。


あ の柳の最後の日
私は何をしていただろう。



せめてあの柳の木が最後に見たものが
この日の空のような
青い  青い

澄んだ青空でありますように…。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 


 

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2007/11/24

冨士霊園2007(21)

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母が眠る場所は、2010年現在、

70万坪の土地に約7万区画の墓地を有する広大な霊園。

秋の紅葉のほか、花の季節には桜、つつじ、蓮、紫陽花も見事で、

見晴台、鐘楼など様々な施設があり、墓参がてらピクニックをする家族も多い。

 

墓参りにあちこちの紅葉情報をチェックし、この日を狙ったわりに、紅葉もほぼピーク。

念のためだが、日本語が間違っているのではない。

狙ったわりに、である。

というのも、私の場合だが、バラでも紅葉でも季節ものならなんでも、

大抵「偶然」そこに行って出くわしたときがこれ以上ないほどのピークで、

それ以降1か月も2か月も前から情報を集めて「狙って」その場所に行っても、

二度とそれほど完璧な状態に立ち会えたことがないからだ。

 

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この日は着いた時間も遅めで、あっという間に暗くなってしまった。

望遠ズームしか持っていなかったので、暗くなり始めてからの写真はほとんど断念。

でもそのおかげで、逆にいい感じの写真も撮れた。

そういえば、ウルトラで紅葉を撮ったのはこの時しかなかった気がする。

今年(2010年)はウルトラで撮ってみよう・・・。

 

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2007/11/17

Light and Color(26)

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ニューレンズ試し撮り。

ベビー以外でははじめての、純正ではないレンズ。

シグマのテレマクロ。

普通に撮ってどんな感じか歩いてみた。

今だとほとんどの人がデジタルで使うのだろうけれど、

銀塩でもなかなかよく撮れたと思う。

透明感もあり、抜け感がすごく好き。

というか、新品を13,200円で買ったので大満足。



17日のコースは、モカと一緒に麻布十番を出て三田小山町。

グリーンの透過光が綺麗でモカと一緒に撮ろうとしたのだが、

まったくモデルになってくれなくて苦笑。

 

翌18日も、モカと一緒に元麻布、そして有栖川公園。

両日ともに天気が良く、とても気持ちのいい散歩日和だった。

 

公園のベンチにあった落し物は、ぬいぐるみバッグだろうか?

親友の好物が「落し物」なので、撮りに行っても落し物を探してしまう。

モカがグッドタイミングでナイスポーズ。

焦って少しブレてしまったけどね。

ということで新しいシリーズ。

消えてゆく街と風景を、未来の思い出に残したくて…。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2007/11/11

with Lensbaby(17)

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少し久し振りのレンズベビー。

この写真は11月のものだけではないけど、ひとつのアルバムに。

撮影場所は、麻布十番と元麻布。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2007/10/28

Seaside Park in Autumn(48)

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まずはビスタ100、コンパクトマクロでコスモス。

 

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祈りが通じた、台風一過の大晴天。陽射しは痛いほどの暖かさの中、

コスモスと秋バラを心行くまで楽しんだ。楽しみすぎて写真多すぎ。

 

ひたち海浜公園は、たくさんのエリアと遊園地のある国営の広大な公園。

私はコスモスが咲く秋になると出かけるが、もちろん四季折々の植物が楽しめる。

前の年のこの時期にはコスモスがあった丘は、この年からコキア(ほうき草)の丘になっていた。

 

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アグフアのプレシーザ。

 

コスモスは、やはり台風の爪あとでほとんどが横倒しになっていたが、

枯れようが褪せようが折れようが倒れようが、花は痛いだろうが、

その美しさはひとつも損なわれるものではない。

 

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ロモグラフィーフィルム100(これを撮った当時は100しかなかった)。

春のバラはほぼ毎年撮ってるけど、秋バラは実はこれがはじめて。

というより、コスモスが目的で行ったらバラ園があって、

撮らないわけにはいかなくて、結局、バラのほうが全然楽しかった。

 

花を撮るのは基本的に好きだし楽しいのだが、

もしかすると、すべての被写体の中でバラが一番好きかも…と思った。

 

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そしてもうひとつ好きなもの。遊園地撮り。

こういう物悲しい写真はさすがだね、と某所で言われたけど、

それがほめ言葉なのかは少し疑問・・・。

 

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2007/09/02

色褪せた現在-未来の記憶vol.2-(30)

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この日のルートは、麻布十番を一周してから東麻布へ。

日の出前は少しいい色に染まっていた空もすぐに曇り、

早朝の町はすべてが灰色で、暗く沈んでいた。

閉店したショップは知人のもの。今は違う店になっている。

タイガーロープが張られ、綿毛の花がかわいい空き地はとうに駐車場になり、

まるで矢印のような地面のラインも、作りかけの別の駐車場。

パイロンが置かれた、コンクリートが割れた地面は翌週には整備され、

なかなか楽しいカバーだった工事現場にはビルが建ったが、

錆びたえ瓊うえに脚が曲がって傾いている椅子は、

使われているのかどうか確認はしていないがまだここにある。

ラムネの便が置いてあったのは何屋さん?と、

飯倉が地元の主人にあとから聞いてみたが、

昔よくここでラムネを飲ませてもらったものの、

それ以上は要領を得ない情報しか返ってこなかった・・・。

 

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なんということのない風景だか、なぜか一の橋からのこの眺めが無性に好き。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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