カテゴリー「【4】d南麻布」の投稿

2014/08/31

Petzval テスト2(41)

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Lomography Petzval Art Lens

 

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引き続きペッツバールの試写。

初回はさすがに普通のレンズを試す時よりも本当に試しな感じだったので、

それを活かして被写体や場所を考える。

 

まずペッツバールの特徴であるグルグルボケを作るには、メインの被写体を

真ん中に持ってくる、背景に樹の葉、花畑、細かい光源などを配するが基本。

ロモ的には人物を写す際に背景のボケをグルグルさせるのが常套なようだが

あいにく自分は撮りたいモデルがいないのでほかのもので代用するしかない。

新居の周辺では幸い木々の葉には困らないが、夜の明かりで

いいテストができそうな場所が全く思い浮かばないので、

昼はこちらで撮り、結局夕方から夜にかけて麻布で撮ることにした。

 

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開放値の大きいレンズならこれに近いグルグルになるので、

もっと細かいイルミネーションの方が向いているかもしれない。

昼に撮った写真の方が自分では気に入るものが多かった。

 

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最後のヒョウモンチョウなど、自分の腕では奇跡レベル・・・

 

 

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Bana

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2013/12/01

黄赤緑(30)

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Yellow, Red, Green

 

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この日は公園近くにある知人の事務所を訪ねた後、紅葉のリサーチに。

公孫樹の黄葉はほぼピークのようで、図書館前の古木は特に見事だったけれど、

この年の楓は期待していたように色づく気配がなかった。

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レンズは前回久しぶりの登場で好感触だった35-70mmのNewFDのズーム。

いつもの感覚だとボケは物足りないけれど、写りは悪くないと思う。

ただ、ロモ40の発色があまり気に入らず、なんとなくすっきりしない1本。

 

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最後の1枚は、知人事務所からの眺めと東京タワー。

この窓の足元一帯が、私の一番の地元で一番よく撮り歩いている地域。

 

 

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2013/10/09

路地裏の花たち -葬送-(32)

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8日、モカが息を引き取ってから少しして、迷ったのですがやっぱり散歩に。

色々な思いをかみしめるように地元を少し歩きました。

この1年より前にも、持病のてんかんの発作がひどかったので

これまでにも散々、覚悟だけはしていたせいか、

この時点では悲しみよりもどこかほっとしたような、気の抜けたような心境でした。

 

フィルムの残りは部屋から見たこの日の夕方の空と、

翌日、残り少ない我が家や火葬に出かける前のモカ。

穏やかで、まるで笑っているようでした。

 

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2013/09/29

Autumn Green(40)

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有栖川宮記念公園

 

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落語を聴きに自由が丘に出かけたついでに、ぶらぶら散歩。

9月も末だというのにまだ暑い日だし、写真メインではないので小さいカメラを

(とはいえ、EXEEはボディもレンズも小ぶりなサイズにしては重さがあるような…)。

接触が良くないのか、相変わらずすぐに露出メーターが動かなくなる。

だましだまし撮りながら歩いたけれど、特別目を引かれるものもなく、

結局1本撮りきれずに翌日に持ち越し。

 

 

 

中途半端な残数からのスタートになってしまったので、

翌日はそのまま同じカラープラスを持って出かけ、途中から2本目に突入。

有栖川公園から元麻布、麻布十番という定番コースを歩いて終了。

秋とはいえ暑いだけあって、町も公園もまだ緑が夏の風情でした。

 

 

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2013/07/21

輝緑-Incongruous colors 5-(32)

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3台装填したうちのひとつが、久しぶりもいいところのこのクロス…。

年に2~3回はやっているような気がするのだが、ここのところ年に1度ペース。

モノクロ、レッドと同じく仕上がりは好きなのに撮るのは億劫なところもあるし、

なんといっても現像コスト、プラス日数がかかってしまうのが大きな一因かも。

 

ゆっくり撮る日がつくれない上に3台同時進行なので、

この1本も終わるまでにほぼ2週間かかって最初の方は主に家の周辺。

友達に麻布Deeo zoneガイドをした後半が久しぶりにゆっくり歩いた日。

あまりの陽射しにくじけそうだったが、いつものカフェで時間をずらしてスタート、

風があったおかげでどうにか猛暑もしのいで、きれいな緑を見ることができた。

 

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真夏の陽射しでそっけなく見えるような気がしていたいつもの公園は、

まさに盛夏の趣で緑濃く、空気も涼しい。家の周囲などはあまりの暑さでか

例年と比べて明らかに蚊がいないが、植物はある程度密集していれば、

この異常な猛暑でもまだ大丈夫ということだろうか。

それにしても気温だけでなく、地震や豪雨、火山まで…

地球の悲鳴が止まなくなってしまった気がする。

 

 

 


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2013/06/01

vermillion(50)

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昭和52年新調ス

 

調べると、昭和52年というのは高度成長期の直後ぐらいである。

戦後から高度成長期の間は、国民が一丸となって復興に励み、

貧しいけれど近年では一番元気があった時代だったと思う。

それが一段落した昭和40年代から少しずつ、人々が贅沢できる余裕が生まれていく。

 

少し前に、年代ごとに1話ずつ抜粋して3話で構成された、

古いアニメのスペシャル番組をテレビで見ていて少し驚いたシーンがある。

それは子供たちがいつも遊ぶ広場でのことなのだが、

不法投棄された家具、家電などが集まっている一角があり、

ガキ大将がそれに対し、

『今や使える物でもどんどん捨てて買い換えるのが文化である』

というようなことを言うのである。

 

調べてみると、それは1969年の作品だった。

物を大切に使うことは美徳とされるが、

貧しくて使い続けるしかなかったという事情もある中で

景気がみるみる上昇してそのリバウンドであるかのように

もちろん一部のことだろうが、古いものはかっこ悪い、

これからは次から次へ買い換えるのがトレンドという風潮になったのだろう。

実は、1969年は私が生まれた年である。

そこには企業の戦略もあったのかもしれないが、

それも含め、その時代にすでにそんな流れになっていたとは、

このアニメを見るまではイメージがまったくなかったので驚いたのだ。

 

それでも、やはりそれは一部のことであって、昭和52年(1977年)

にはまだまだ物を大切にしようという心は強かったのだろう。

この、立ち退き跡の染物屋の桶の底に書かれた文字や、

事情は分からないが生活がそのまま置いて行かれたような空き家を見ると

いつものことだが、なんとも言えない気持ちになった。 

 

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Vermillion

 

有栖川公園の隣のグラウンド前のタチアオイなのだが、今年はやけに赤かった。

たしかにここのタチアオイは赤いものがあると記憶しているのだが、

ここまでほとんどが赤い花だった年は、この6年でもなかった気がする。

どんな花も、色や大きさ、花びらの質感などが年毎にけっこう違うのだと、

散歩写真を撮り始めてから気づいたのだけれど、

最初は何本かの赤が珍しくて撮っていた記憶があるほどなので、

今年のこの、息苦しさを感じるほどの赤の群れはやはり異常なのだろうか?

そういえば、今まで気づかなかったような場所のタチアオイが、

今年はやけに背が高く、群生している気がするな。

 

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この日は、有栖川方面に向けて仙台坂を上るまではいつも通りだが、

ちょっと久しぶりに本村小学校がある南麻布3丁目あたりをぶらぶしてから

グラウンド周辺を撮り、元麻布を通って帰るコースを歩いた。

 

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モーモーベルとかアンテナマンとかラスティスマイルとか・・・

 

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小さい花たちにもたくさん会えた。

もう少し鮮やかなフィルムを入れていても良かったかな、と思う。

 

 

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2013/04/28

赤色幻想(31)

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赤色幻想

 

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たまにはレッドレッドスケールで撮りたいなと少し前から思っていて、

久しぶりに予備フィルムとして持って行ったものに出番が。

 

レッドで撮るものにもいつも迷うのだが、今回はちょうどルートだったので、

元麻布をあとにして有栖川公園で使うことにした。

モノトーンフィルムの、木や草が茂ったところの表現が好きだ。

 

この日も本当に天気が良くて、公園もとても気持ち良かったのだが、

現像してスキャンしたレッドスケールは思っていた印象と少し違った。

たしかに期限切れではあるのだけれどそこまで古くはない。

劣化したとすると、しばらく常温で放置しておいたせいなのか…。

このロモのレッドスケールもいつの間にか生産が終わってしまって、

あまりストックできなかったのだがそれも正解だったかも…と思うほど。

 

元々、そのまま撮るとアンダー気味になるとは思っていたので

意識した時は1段上げて撮るようにはしていたのだが、

それでもかなり暗く写ってしまっている写真が多かった。

さらに色も、べったりした、赤というより紅茶のような褐色。

私が気に入っているこのフィルム特有の艶もない。

レッドスケールは今まで、ネガから補正なしのスキャンだったが、

今回はだいぶ色調が違ったのでRGBをいじってみた。

冷蔵庫にストックしている分とはロットも保管方法も違うので、

そちらは期待するとおりの写りだといいのだけれど…。

 


 

 

 

 


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2013/03/17

路地裏の花たち(30)

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サキシフラガ

 

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いつも色々な花を撮ることが多いですが、その分、

名前が分からなくて悔しい思いをすることも多いです。

この花も全然知らずに撮ったものなのだけど、

スキャンした直後に偶然ネットで見かけて名前を知った。

聞いたこともない、そして覚えづらい名前。

最近の品種はそんな名前のものが多いような気がする。

 

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さて、このウルトラ、最近オークションで落札したもの。

期限内に自分で購入してそのまま冷蔵してある在庫も減り、焦り始めてのこと。

一時期ほとんど出品が途絶えていたウルトラも、最近はちょくちょく見かけるが、

やはり常温(冷暗所との表記)のものが多く、冷蔵は値が上がりがち。

予算に少し余裕があるときに探すと、出ていたのは「8本まで可」とある冷蔵と、

今回使った冷凍10本セットだけだった。はじめは冷蔵に入札していたのに、

意図的かは不明だが、分かりにくい表記のため通常の倍以上に値は上がるわ、

8本全部買いたいのに、1本ずつ売れてまた出品・・・の繰り返し。

その間にこの冷凍品が出てきてしまったので迷った挙句、こちらを落札。

しかもその冷蔵品との相乗効果で、普段よりもかなりの割高になってしまった。

 

常温品ほどではないが、今まで冷凍品は避けていた。

理論では、フィルムは冷凍保管で品質が保たれるというが、

あくまでもきちんとした管理下でのこと。家庭の冷蔵庫の冷凍室で、

ジップロック程度の密封で何年も保管したものなど信用できない。

この写真も、どう補正してもまともな色が出なかった最悪の例。

 

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ずっと以前に、期限内のもので冷凍保管していたウルトラの画像を見たことがあるのだが、

今回スキャンしてみて、まさにそのときのイメージが蘇ってきた。

青は濃く鮮やかになるが、全体に黒が被ったように強く、重くなる気がする。

(あくまでも私の印象ですのでご了承ください)

とにかく、目が覚めるようなウルトラの鮮やかさ、

独特な粒子のやわらかさがまったく発揮されないのだ。

そう、ビスタ200をただ濃くした感じとでもいうのだろうか・・・。

例の、ペンキで塗ったようなと表現される大胆なビビッドさが、

カラーの油性マジックの、安っぽい発色になってしまっている。

ただしこれはスキャン画像のみの感想で、インデックスしか見ていないが、

プリントすればそれほど問題ないのかもしれない。

そうだとしたら、いつもプリントスキャンするバラには使えるが、

ぶっつけ本番はやはり無謀だろうか・・・。

 

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この日歩いたのは、三田~仙台坂を上って南麻布(有栖川公園)、白金。

古川沿いに沈丁花が垣根のように咲いていたが、

今年の沈丁花は例年よりだいぶ早かったせいなのか?

香りが褪せてしまって全然香らなかったと思う。

普段、沈丁花は撮らないのだが、珍しい数についシャッターを切った。

 

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こうして何年か撮り続けていると自然と年毎の花の違いにも気づくようになる。

ハナニラが小さく、花びらも貧弱な年があったり、

ハルジオンがやたら大きく、ピンクが多い年があったり、

バラがいやに大きく咲く年があったり。

特に震災後のこの2年は、そんな変化が大きく感じて、それが

有害物質のせいなのか、などと疑ってしまうのも仕方のないところだろう。

 

そんな有害物質がいかにも入っていそうな、あやしいペットボトルを発見。

触れたくもないと思うと同時に、やはりきれいだなと思ってしまう風景。

 

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2013/02/11

Again(32)

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春よ来い

 

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いつも、その鮮やかな色、絵のような質感、明らかに他のどれとも違う写りに、

このフィルムのスキャンを見た瞬間、世界が変わった気がするほどだ。

催眠術にかけられて、それを醒ますのに目の前でパチン!と指を鳴らされたら、

その、醒めた瞬間に目に入る景色はきっとこんな感じなのだろうな、というか。

これをカラーというならば、普段使っているカラーはセピアである。

 

自分にとってはこの上なく貴重なフィルムなので、残り少ない在庫はバラ用にと、

年に2本を目標に大切に温存しているアグフア・ウルトラ。

滅多に使わなくなってしまった今だから、改めてそう強く感じたのだろう。

 

 

今回使ったのは、1本だけ、2000円で落札した冷蔵保存のもの。

自分が期限内に買ったものはずっと冷蔵保存してあるが、

オークションでの買い物にはそれほど信憑性がないと思っているので

久し振りだということもあってこの1本はバラ以外に使ってみようと、

それでも1年近く前から常温のまま置いてあったフィルム。

できれば遊園地とか、モールとか、色のある場所で使いたいと思いながら、

機会を逃したまま時間が経ってしまったものだ。

 

最近7で4本撮ってみて一番感じたのが、フィルムの表現力。

自分が使っているほかのどのカメラよりも、

そのフィルムの特徴をストレートに表す気がしていた。

それで途中からは意図的に、すべて違うフィルムでテストしていのだが、

そろそろテストから実写段階にしてもいい頃合だし、

普段使っているISO100のフィルムは大体試してしまったし・・・

と、そこでウルトラが標的に入ってきたのだった。

そしてこうして見ると、その印象は間違っていない気がする。

しかもバラはもちろんだが、この、いつもの景色を撮ったときの驚き。

今さらだが、見慣れたものが一気に新鮮な景色に変わるという点では、

このフィルムは普段使いでこそその威力を発揮するのかもしれない。

 

もともとウルトラはアンダーで粒状感が出やすいとは思うが、

写真によってISO100とは思えないざらつきなのは

期限切れの影響も若干はあるのかもしれない。

好みはあるだろうが、私はそのざらつきさえも嫌いではない。

 

 

 

 

 

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さて、ここまで7で撮ってみて、あらためて感じたことをいくつか。

 

まず、使いにくい点。

●レンジファインダーの、ファインダーとレンズが別という構造に慣れない。

こちらに非常に詳しく分かりやすい原理が載っています)

→左手でピント合わせをする際、下からのみしかレンズが持てない。

→同様に、縦位置でのピント合わせがしにくいので横で合わせてから縦位置に。

●さらに、f0.95を装着した場合、レンズがファインダーの一部に重なって、

フレームの一部が見えなくなってしまうので、構図、特に水平を取りにくい。

●露出計も連動はしているが外部なので、

→ファインダーを覗いたまま確認できないのが不便。

→実際にシャッターを切る段階では被写体からずれてしまい、

スポット測光したい場合は勘に頼るしかない。

●とにかく重い。

私は散歩のとき、カメラを肩に掛けたりバッグに入れたり、まして首から提げたりできず、

フィルムが終わるまでは歩いている間中、左手に持っているので、3時間が限度。

 

 

そして、良い点

●ピントについて、

→「当たり外れがある」、極端なものでは「ピントは合ったとしても中央部分のみ」

などの意見を目にして心配していたが、当たりなのかどうなのか、

私のカメラとレンズでは今のところほとんどピンボケはない。

おかげで最初は諦めムードだった縦位置の写真も撮れている。

→開放時のボケはまさにミラクル。

●それぞれのフィルムの特徴がストレートに表れる。

フィルムフェチにとってはまたとない、嬉しい性能。

●電池が要らない。電源オン・オフの心配をしなくてよい。

●撮っていて楽しい。それどころか所有しているだけで楽しい。

 

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ということで、撮るたびに「今回は失敗だろうな・・・」と思ってスキャンしているが、

スキャンを見るたびに「買ってよかった!!」と、今のところは思っている。

 

さて今回のルートは仙台坂~南麻布~有栖川公園~広尾(渋谷区)。

風はあるが比較的暖かく、直射日光の当たる場所は暑いくらいだったが、

昼過ぎから急転直下、太陽が隠れ、嵐の前のような北風が吹き始めた。

地震の前のような天気だったので家に帰ろうか迷いながら足を速めたが、

30分ほどで徐々に陽射しが回復し、再び好天となった。

久し振りに五の橋のガード下辺りを見に行ってみたが、

青山橋が撤去されたあとも工事現場になり、大きなビルが建ちそうだ。

私が好きだった混沌とした一角も、温かみのある混沌から、

そっけない、ただ荒れただけの混沌になってしまっていて寂しかった。

 

下の2枚は日中の晴天時、ND8にND4を重ねて撮った。

 

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2013/02/02

Monochrome Dream(33)

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白ト黒ノ夢

 

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修理(調整)に出していたカメラが2台帰宅している。

まだ完璧でないOM-1と、まだまだ撮りたいキヤノン7

何でどうテストすればいいのかも分からなくなってくる嬉しい悲鳴。

 

この日は予報も曇りだし、7でモノクロが試したくてショートの予定で出発した。

モノクロの気持ちだけが先行しているが、72mmレッドフィルターがないのでND8のみ。

コースはまず有栖川公園を目指し、そのあと天気が回復して歩きやすかったので、

久し振りにナショナルマーケットの裏、南麻布4丁目の五の橋の方へ抜ける道へ。

気づかない間に周辺はすっかり再開発地域となり、大きな工事現場が続く。

フランス大使館もすっかり新しい建物になっていた。

昔、友達が住んでいてよく遊びに行った団地はかろうじて残っていたが、

何年か前まであった古い焼却炉が姿を消していた。

 

 

 

 
 

写真はカラーと同じ感覚で露出計を見ていたのだが、アンダーが多く、予想外だった。

レッドフィルターだとまたどうなるかわからないが、1~2段オーバーにした方が良さそうだ。

逆に、見た感じAPXではND8でも充分役割を果たしている気がする。

違うフィルムでは違う写りをするだろうし、まだ何度かテストが必要だろうけれど。

ただ、どこがどうとは言えないが、思っていたのと違うモノクロだった。

なんとなくもっと淡い感じを想像していたのかもしれない。

ピントに関してはやはり満足できる写真が多く、嬉しい。

 

 


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