カテゴリー「【4】k虎ノ門、愛宕」の投稿

2013/12/04

ありふれた情景(28)、(34)、(33)

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Canon EOS 55

 

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Nikon F90X

 

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Canon F-1

 

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ずっと、撮ってみたいけど、一生機会はないだろうと思っていたモノクロポジ。

かわうそ商店さんのご厚意で、フィルムから現像仲介までしていただく機会に恵まれました。

現在は通常販売、及び現像取次もしていらっしゃいます/2014年8月現在)

 

9月から10月にかけ、不安ながらもわくわくしながら、3本試し撮り。

ただし通常の試し撮りならば、1本撮って結果を見て次に生かし、

という形ですが今回はドイツ現像のため3本なら3本撮ってしまってからでないと

さすがにコストパフォーマンスがとんでもないことになってしまうので、

カメラを3台替えて撮ってみたものの冒険は3本目のF-1のみ。

最初の2本は無難にAE、AFを選んだのですが…。

それでもほとんどのコマがアンダーで、モノポジの難しさを見せつけられました。

 

その感覚が残っているうちにもう一度チャレンジ、とすぐにフィルムを購入したのに、

すぐに引っ越しの問題が佳境に入ってしまい、2014年の後半に入った今も

結局まだ雪辱は果たせていませんが…。

 

モノクロポジ、難しいけれど独特な写りは惹かれるものがあります。

ただ、私はネガでさえモノクロを撮るのに決心が必要なタイプなので、

なかなかその3本を消費するのも時間がかかりそうですが、

せっかくなので撮らないともったいないですね。

 

ネガにしろポジにしろ、そろそろモノクロを撮りたいとはここしばらく思っているのですが。 

 

 

コメントのエラーについて 

 

 

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2013/05/17

ゆめのあとさき(28)

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光と影

 

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14日にした撮影の反動で、とにかくなんでもいいから普通にスナップしたい、

ほとんどその一心といっていいほどの気持ちだったので

週末を待たずに金曜の午前中から散歩に。

昼までには戻らないといけなかったので近場の我善坊を一周。

天気が良くて、久しぶりの光と影をたくさん撮ったけれど、

本当に「撮る」というより、ただ「シャッターを押す」に近い感じだった。

自分の中では、ちょっとしたリハビリだったのかもしれない。

(それほど14日の撮影はプレッシャーだったのだろう)

 

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2013/03/31

-Petals-(22)

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わたしの春紫苑

 

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この日前日からの雨が残ることは、予報からも、空の色からも間違いなかった。

ただ、曇りの空の色から見て、午後から晴れてもおかしくないと思っていた。

それでも夕方ごろからだろうと踏んで、ほとんど出かけるつもりはなかった。

それが午後に入ると、晴れた?と思うぐらいの明るい空に。

とはいえ気温は冬で、風もあって寒かったのでしばらく迷っていた。

結局、晴れこそしないもののかなり明るく、また降り直すこともなさそうなので、

久しぶりの雨上がりを撮りたかったこともあって、15時からスタート。

 

もうひとつ、というか出かける決心をした大きな要因が、フィルム。

期限ギリギリで入手してからも、ずっと常温で放置していたISO400。

使うつもりもほとんどないほど諦めていたのだが、前日ふと、どうせなら、

ダメだという前提でもいいからできるだけ早く使ってみようと思い立った。

コニカミノルタのJX。

これのISO100は、(ある意味特殊な)アグフア以外では、一番好きなフィルム。

しかしこのフィルムを知った5年前には、すでに生産終了してしまっていた。

その後オークションで何本か入手したあとほとんど見かけず現在に至っている。

 

JXの400は使ったことがなく、400一般を使う機会も少ないので、

なんとなくそのまま出しっぱなしにして、気がつけば長期放置・・・

という、黄金ともいえそうないつものパターン。

最近またJX100が使いたい熱が再燃していたせいもあってか、

400のこのフィルムを劣化覚悟で使ってみることを思いついたのだ。

雨上がりの明るい曇天、天気も時間もうってつけな気がした。

 

時間帯だけではなく24枚撮りなので、コースはショート。

桜田通り~我善坊~永坂~十番で現像という予定で家を出る。

カメラは明るくも、フィルターを使えば暗くも使えるf0.95のキヤノン7。

露出メーターはASA100までしか対応していないので少し面倒だが、

どちらにしてもTTLではないので露出は勘も含め状況に応じて決める。

そう考えれば感度など関係ないも同然なのだけど・・・。

 

 

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スキャンのプレビューではちゃんと写っているように見えてまず一安心。

撮っている間は、まったく写っていないかもしれない可能性もあるので、

撮りたいものが多いほど不安も増すというスリル満点の散歩だった。

なぜそこまで劣化を怖がるかというと、普段使うマイナーフィルムや、

ビスタでも400となると、期限内でも常温だと変化してまうことがある。

ましてや常温放置で5年以上となると、ビスタ400では、

半分ぐらい飛んだ写真を意図的に撮る以外、まったく期待できない。

こうしてJXを見ると、今はないとはいえ、さすが国産ブランドだと思う。

 

ただ、400を使うのが初めてなうえ雨交じりの曇りでなんともいえないが、

見た限り、まったく変質していないわけではないと思う。

しかし壁の緑の発色は素晴らしい。

ペンキの緑がこんなにきれいに再現できるフィルムは、

使った限りではほかに思いつかない(デジタルは論外)。

 

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気をつけて撮っても、下の写真のように水平が大きく傾いてしまうのは、

レンズの大きさでブライトフレームファインダーが1/3ほど欠けてしまうせい。

つまり、常に右下側のファインダーの角が見えない状態で撮っている。

縦位置は縦位置で、横でピントを合わせてから縦にして撮るしかない。

それでここまでピントがきてくれるのは、やはりこの0.95は当たりなのだと思う。

 

00

 

 

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ファインダーはこんな感じ。

 

Finder

 


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2013/02/09

ARIA vs ST(test)

 

 

左:Aria 右:ST

 

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前回、ニコン2台を撮り比べたので、今回はコンタックスを撮り比べてみた。

 

落札して以来、若干ピントが合っていない気がしてあまり使っていなかったContax ST

ついでだったので調整に出したら、ミラーがずれていたらしい。

撮影に大きな影響はなかったものの、ピントの甘さもこの影響だったよう。

前回と同様、時間と現像代の節約で1本のフィルムを入れ替えて撮ったら

入れ替えたときのコマが少し被って一部が多重露光になってしまったけれど、

テストだし、かえってちょっとおもしろい画像になったのでよしとしよう。

 

【Aria】

 

 

 

 

【ST】

 

 

   

 

アリアは元々、口径の大きいレンズでピントを合わせるのが厳しい機種らしく

以前すでにフォーカススクリーンは交換してもらっている。

ただ、これは落札して届いた時点での程度が珍しくイマイチで、

いくつか直してもらった箇所があるのだが、コマ飛びは原因不明のままだ。

動作も時々不具合を起こすのでできれば新しいものを買うか、

STに移行したいのだが、今回思ったのはやはり、STは重い!

50mmならまだF-1と変わらない感じだが、85mmを着けると結構きつい。

 

今回テストした写り自体はどうかというと、あまり違いがなく感じるが、やはりSTは

ミラーずれが原因で狂っていたのだろうか、ピントがシャープになった気がする。

発色は、アリアの方が優しく見える。

ファインダーは若干、STの方が見やすくはあるが、携帯性も考えるとアリアかな… 。

 

それから今回あらためて思ったのが、コンタックスのAEロックの使いにくさ。

レバー切り替えだとどうしても微妙にずれてしまって、ロックの意味がない。

なぜこんな仕様にしているのかがちょっと疑問である。

しかも、使ったあとついつい戻すのを忘れてしまうことがある。

私の場合AEロックを多用するので、ちょっとこれはマイナスポイント。

プラナーの1.4/85が使いたいのでコンタックスは使うんだけれどね。

 

 

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2013/02/03

F90X vs F-501(test)

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上:F90X 下:F-501

 

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その子は突然やってきた。

 

義理の両親の家に預けた要介護の愛犬を迎えに行くと、

偶然、義母の仲のいい友人が訪ねてきた。ご近所の方なのだが、

私は今まで挨拶する程度でちゃんとお話させていただいたのはこのときが初めて。

その方は自宅ビルを建て替えることになったのだが、その話をしているとき

取り壊しの前に建物の写真を撮らせてもらえませんかと思いついて言ってみた。

ちょうど7のテストに行ってきたあとだったのでカメラを出すと、

その方も以前は写真を撮っていたとのことで表情が変わった。

今は使っていないカメラを「使ってもらおうかしら」と言うので喜んで、

とお答えしたけれど、その場の話の勢いだと本気にしていなかったら、

なんと一度お帰りになったあとすぐにまたカメラを持ってきてくださった。

それがニコンのF90Xだった。f1.4/50のレンズもついていた。

 

まずはレンズをD70に装着してテストしてみる。

劇的にクリアで美しいボケ。デジタルだと1.4でここまで違うのか・・・。

今まで持っていた一番明るいAFレンズはf1.8。違いを見せつけられた。

次に電池を買ってきて入れたが、本体裏蓋のべたつきが激しい。

検索してみるとこれは使われている樹脂のせいで、F90の致命的な弱点のようだ。

症状を緩和、予防、または蓋自体を交換する方法なども載っていたが、

今となってはパーツを見つけるのも大変だろうし、費用もかかりそうだ。

とりあえず家にあったマステを貼ってみると、見た目はともかく、

べたつきに関してはまったく問題なく使用できるようになった。

これなら黒っぽいマステを買えば事足りるので非常にありがたい。

 

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ということで、最終テスト段階のOM-1、普通にどんどん使いたいキヤノン7、

調整に出しら、シャッターユニットが交換されて帰ってきたニコンF-501

同じくミラーズレ修理のコンタックスSTと、テストしたいカメラ目白押しで

選ぶにも迷って決められない状態だったのだが、さらに1台増えたら逆に、

ニコン2台撮り比べればいいではないかと思いついて解決。

ただ時間がなかったのと、写真関係の出費が異常に膨れていたので

少しでも節約になればと1本のフィルムを途中で入れ替えることにした。

レンズはもちろん、F90についてきた1.4/50。

 

【F90X】

 


 

【F-501】

 


 

 

このF-501、非Aiの1.2/55レンズをとりあえず使いたいがために買った、

オークションで送料の方が高かった500円のカメラなのだが、

結果はこちらの方がどうもキレイでボケ方も良く見える。

もちろん修理直後で状態がいいこともあるのだろう。

ただ、AF、AEのF90のあとにこのカメラを使ったので、

ついつい露出を合わせ忘れること数回・・・(F-501はマニュアル露出)。

 

いつも修理後の写りの良さに、主力カメラだけでも定期的に点検に

出したいと思うのだけれどなかなか実行できずにいる。

 

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余談

 

いただいたF90X、本体は傷んでいなかったのだが裏蓋のべとつきがひどく、

調べてみるとこの機種の大きな問題点であることがわかった。この欠陥のために、

機種としての性能が正当評価されなかったと言っても過言ではないかもしれない。

ほかにもラバー部分が若干べたつくカメラもあるが、

このニコンF90のベタベタは、撮影意欲が起こらないほどの重症だった。

これは裏蓋に使われた樹脂の劣化によるもので、

ニコンでも部品交換として対応はしていたようだが今さらそれも面倒だし、

なんとかという剥離剤を使うとか、砂消しで削り取るとか、

ネットでも苦労して使えるようにしている方たちの体験や

個人の方で有償修理されている情報などが載っていたが、

とりあえず、手近にあったマスキングテープを貼ってみた。

見た目はまったく良くないが、肝心のべたつきはなくなったので問題なし。

いっそそのままでもよかったのだが、せめて黒っぽいテープに貼り替えようとしたら

なんとマステを剥がした時に、ベタベタの樹脂も一緒に剥がれて地が出ていた。

半信半疑だったが、まだらに残った樹脂も、マステでペタペタと取ることができた。

とはいえ残念なことに、全部がきれいに取りきれたわけではなかったので、

後日買ってみた、シール状のフィルムシートを上から貼ってみた。

なんといっても下地が一部まだらなので貼り方も完璧とはいえないが、

ぱっと見ではわからない程度にはなっている・・・と思うがどうだろう。

 

Dsc_8516_3

 

調子に乗って、最近ずっと気になっていた、劣化してボコボコになったアリアのラバーにも貼ってみた。

 

Dsc_8523_2

 

こちらはニコンと違って蝶番近くの形状が平らではないのと、

少し雑な作業のせいで美しい仕上がりとはお世辞にもいえないが・・・。

少なくとも修繕前よりは気分的に気持ちいいことは確か。

使ったのはこちらの3M製のラップフィルム シリーズ1080というもので、

恒久性はないが、むしろすぐに張り替えが効くので便利かもしれない。

 

※2016/5/13付記

上記ラップフィルムによる補修から3年以上経過した今の感想です。

最近新しいアリアを入手するまでこのことを忘れていたほどの使い心地。

恒久性無しと書いたものの3年ではまったく劣化も感じられない。

というか本当にフィルムを貼ったこと、あの耐えられないベタベタ、

ベタつきのことを全く忘れていました。お勧めです。

 

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2013/01/03

2013 だれもいない/かもしれない(28)

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奇跡の一枚

 

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中野正貴さんの「TOKYO NOBODY」のパロディ、「だれもいない」を撮り始めて、6年目になる。

 

そもそもは、誰もいない道を撮ろうと思っていたわけではなく、

道を撮るのが好きで、車の少ない正月休みの早朝を狙って出かけたら、

せっかくだし、これなら誰もいない道路が撮れるのではと始めたもの。

 

05_2  12_2

15_2  20_3

 

最初の2年は意外とスムーズにそれらしい写真が撮れていたのだが、

年を追うごとに時間のタイミングが良くないのか、人の流れが変わったのか、

色々な要素の複合だとは思うが「だれもいない」瞬間が困難になってきた。

風邪を引いていたり、正月がものすごく寒かったり起きられなかったりと、

自分の体調や都合でうまくいかなかった年もある。

 

去年からは少し気を楽に考えて、車の1台、人のひとりやふたりは

遠目に入ってしまってもいいんじゃないかと(つまり、それまでは車だけじゃなく

人も一切入らない瞬間だけを狙っていたわけで、そのコンセプトで2本も撮っていた

最初の2年は今思えばまさに奇跡のようなもの)思うようになり、

タイトルもabout nobody(ほぼ誰もいない)から、no/somebody(誰もいないかもしれない)に。

もちろん何も写り込まないに越したことはないが、駐車している車はもともと除外。

困るのはハザードを出して停車している、納品やタクシーなど。

長い道で人が来てしまったら、移動速度が遅いだけに諦めざるを得ないことも。

以前、完璧さを求めていた時は交差点に30分粘って撮る、ということもしていたが、

今年は一か所の時間をできるだけ短縮し、通行量が増える前に撮る場所を増やすことにした。

 

信号何回も待って、「今だ!」と思った瞬間に後方から車や人がフレームインは当たり前。

今回で一番悔しかったのがまさにそれで、シャッターを切った瞬間に思わず声が出たほど・・・。

 

16_3

 

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コースは桜田通りを虎ノ門までくだり、さらに新橋へ。

あわよくば新橋駅周辺も・・・と思ったが、とても無理だった。

それを狙うなら、あと2時間は早くスタートしなくては(それも魅力的ではある)。

数枚、色が付いているのはユーロフィルター使用。

カメラはこのシリーズではオートの一眼にオートのズームレンズを使うのだが、

レンズがいつもと比べて暗いせいか、ブレている写真が多くてびっくり。

焦って撮っているので構図が適当なのは想定内にしても、手ブレは初めて(笑)

 

それにしても、ここ何年かの正月ではかなり暖かいほうで助かった。

風があったので耳は痛かったが、一応持っていっていたイヤーマフで凌げたし、

歩いている分には後半、汗をかくほどだった。

気温が低くてあの風だったら、とてもじゃないが新橋まで辿り着けていなかったと思う。

 

よければ是非、アルバムのほうもご覧ください。

 

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2012/12/29

眠れる森の美女(33)

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今でも、誰かが洗濯物を干しに来るのを待っているような洗濯バサミが…

 

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時間が限られていたので、我善坊と桜田通り沿いをちょこっと散歩。

我善坊と仙石山をつなぐ急坂下の一角も、今はほとんど人の気配がない。

 

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我善坊の廃墟の窓に映る、新しい高層マンション。

 

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この地区の「再開発」が止まってしまって、もう何年か経つ。

その間に周囲では高層マンションが建ち、道も変わった。

立ち退いたもののそのまま放置された建物の姿は、

私の目には物悲しいと同時に美しくも見える。

人の気配が絶えてときが経てば経つほど「家」そのものの気配が強まり、

より自然に近くなり、独特な気を放っているように思う。

 

だからもし叶うのなら、このまま時が止まったように、

このままの姿で朽ちていって欲しい。

朽ちて自然と同化して欲しい。

 

都合のいい「再開発」など、もう要らない。

 

 

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2012/11/18

音のない崩壊 -3-(35)

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この日はちょうど正午ごろ、前日から予定していた新橋へ。

我善坊から桜田通りを下って虎ノ門へ向かい、3丁目の交差点からまっすぐ新橋へ。

暮れが近いせいか?日曜だというのに工事している現場が多く、町がざわついている。

帰りには久し振りに愛宕神社へ参拝。このアパートも、そろそろ壊されるのだろうか。

 

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ただでさえ眩しい正午の陽射しは、今年に入ってからの無機質な白色で、

暑いのにどこか寒々しく感じられて落ち着かない。

秋と呼べるほどの秋もなく突然冬がやってきたけれど、

あの、11月の金色の斜光が見たくてたまらない。

 
 

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ところで仙石山の再開発が終わったが、開発途中からの変貌ぶりがすごい。

以前撮った写真を見ても、そこがどこだったのかがまったくわからない。

 

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建築途中の記事はこちら。

 

いつ見ても、最初の写真の石垣の崩し方が怖い。。。

 
 

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2012/11/10

路地裏の花たち -光咲く-(30)

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遡道

 

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何度も通っている道なのに、今までこの風景には気づかなかったなぁ。

久し振りに、なんとなく満足できる風景写真。

 

 

正午から法事、夕方から不動産業者との話し合いで忙しかったのだけど、

タイミング的にだいぶ早く起きたので、7時過ぎからそのまま撮りに出かけた。

帰り時間が決まっていて撮りに出かけることはまずないので

ちょっと焦る要因ではあったけど、我善坊~桜田通りの短いコースだったのと、

2時間は余裕で撮れるくらい早い時間の出発だったので、

逆にちょうどいいくらいの感じで帰宅できた。ただ、(久し振りに)

わりと乗っていたので、時間があれば迷わずもう1本いっていたところ。

時間が限られているから乗っていたのかもしれないけれど…。

 

我善坊から桜田通りに出て金毘羅さまでお参りし、

迷ったけれど久し振りの仙石山は諦め、代わりに西久保八幡で少しゆっくりした。

 

B29

 

ここも最近、前を通るだけか、上ったとしてもその度にけっこう人がいたりでなかなかゆっくりする

機会がなかったので、天気も良く気持ちよかった。大好きな神社。

さらに、熊野神社にも寄って帰ったが、どうせなら愛宕にも行けば良かった。

 

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久し振りにアグフア(プラス)のフィルムを使ったら、最近ずっとラッキーばかり使っていたからか、

その仕上がりにびっくり。プラスとはいえ、やっぱり全然好みである。

フィルムでここまで違うのか・・・というのを今さらながら実感してしまった。

 

05

 

さてそこで、手持ちのアグフア・プラスがもうなくなっていたので買おうとしたら、

どこも売り切れで全然出てこない。嫌~な予感は的中して、生産が終了していた。

今思えば、APXと同時だったんだろうけれど、とうとう、復刻版までもが・・・。

それにしてもフィルムの生産終了の情報の少なさには、いつもいつも本当に泣かされる。

 

どなたかフィルムの生産終了の早い情報の仕入れ方を知っていたら教えてください。

http://lovemoka.jp/cgi-bin/photomail/mail.cgi

 

 

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2012/10/15

路地裏の花たち(30)

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閉ざされた世界

 

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この日は、600円で落札したカメラ、ニコンF-501の試写。

 

ニコン製カメラ。

所有したのは今年の初めに人から譲ってもらったD70が初めて。

同時に、古い機種とはいえ、それが初デジイチでもある。

先日の神保町を案内してくれた友人が銀塩デビューで買ったのがニコンF3。

それでまた所有欲をくすぐられてしまったわけだが、

ちょっと調べるとFってペンタに組み込まれた露出メーターに寿命があるんですね。

それと相場とを秤にかけると、今買える状態でもなければ、必要性も…。

ただ、オークションで色々見ているうちに辿り着いたのがこのF501。

レンズだけ明るいのを買えば、とりあえずこのカメラだっていけるんじゃなかろうか。

しかも少し調べてみると、レンズの互換性が、ちょっと特殊な位置では?

ましてや600円である。現に送料の方が高かった。

 

とまぁ、明るいレンズ云々の妄想はあくまでも妄想なのでさておき、

D70用にとりあえず買って使っている1.8/50のNikkorを着けて早速試写。

天気がイマイチだったのだが、ザッときて上がったタイミングで出発。

金毘羅参りに行く予定もあったので、我善坊と桜田通りを撮りながら歩く。

すでに午後だったし、神社を出る頃からまたポツポツきたのでその日は終了。

翌日、1/3ほど残っていたフィルムを消化しながら十番に向かって現像。

 

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ところで、撮ってる途中に何かが楽だな~と思ったんだけど、それはAFだからだでした。

家ではデジイチも使うのでAF自体を使っていないわけではないのだけど、

デジタルで撮るときには、写真を撮ってる感覚がない自分に気づいてしまった。

調べている時に目にした、AFの遅さの記述を思い出したが、

なんのなんの、マニュアルに比べたら天国のような速さです。

ちょっと新鮮な感覚で、AF楽しんでしまった。

 

さて肝心のピントは…どうなのかなあ。微妙です。

まず、普段がほとんど開放値1.4以上のレンズを使っているせいで、

f1.8のピントやボケ方がどんな感じだったかあまりイメージできない。

若干精度は落ちている気もするけど、それがピント精度なのか、

AFの精度なのかつまりMFで撮ったらどうなのかもわからず。

あとから、どうしてMFにして撮らなかったのかと後悔するも、遅し。

 

ま、元々そこまでピントにもこだわっていない適当な撮り方なんですけど…。

 

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