カテゴリー「【3.Film】Kodak Pro Foto XL 100(終)」の投稿

2016/05/05

路地裏の春 2016(34)

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路地裏の春

 

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とはいえこのトップ写真は路地裏ではなく商店街の延長線沿いにあるお宅。

ここだけ切り取るとまさにタイムスリップですが、今まで気づかずにいました。

 

つい最近思い立ったことがあります。ここにも書いていますが、

私がフィルムで町を撮り始めて、この5月でちょうど10年目に入りました。

私が撮り続けている「古い町並み」は、それを撮り続けられる限り撮るつもりでいます。

ですからこの10年が長いと感じたことは一度もないのですが、

引っ越してからもうほとんど地元を撮る機会がなくなったこと、

撮りたくてももうほとんど地元には撮りたい風景が残っていないこと、

を考えると、

10年という区切りにかこつけて一度ここでフォトブックを作ってもいいのではと。

自分用に1冊でいいので、建物を主としてできるだけたくさんの写真を入れたいな…と、

最初からの写真を見返して選別を始めたわけです。

先は長いですが、1年かかってもちょうど満10年記念になりますし。

 

話は逸れましたが、その選別作業をしていて、この日はいいな、

と思った日はほぼキヤノン7(f0.95)か、アリアで撮っていることに気づきました。

(一番の愛機だと思っているF-1ではないのが甚だ心外)

この2~3年でレンズなども少し増えているので、

近々のものまで見比べるとまた違ってくるとは思うのですが、

とりあえず改めて、そんな目でアリアで撮って見てみたいとでかけたものの…。

 

結果は残念ながら、なんだかピンときませんでした。

実はアリアに関してはオークションで購入した時から不調があり、

二度ほど修理調整に出し、フォーカシングスクリーンも替えていただいています。

それでも原因不明の症状があったりと完全な状態になることがなく、

これは良くない個体に当たってしまったとずっと思いながら使ってきました。

それでことあるごとに2台目を検討し、探してもきたのですが、

どうもアリアはほかの色々な機種よりも状態のいいものが少なく、

かつ状態が良くなくても意外といい値段が付いている。

そしてヤフオクだとあまり購入したいと思えない誇大広告気味のショップが多い。

そんなこんなで買い替えるタイミングがつかめずに何年も過ぎていましたが、

今回はやっぱり新しくしたい。

がしかし、やはり検索してもいいものは高い。

そんな時です。

とんでもない強引さで新しいアリアを迎えることになったのは(つづく)

 

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2015/02/21

此の先立ち入る可からず(50)

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此の先立ち入る可からず

 

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2015/01/12

戸越銀座(35)

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2014/06/29

ハレマ(55)

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星に願いを

 

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徐々に活発に写真を撮りに出られるようになると同時に

梅雨とはいえ天気の良い日も多くてとてもいい感じでした。ただ暑かった・・・。

このころ歩いていたのはほとんどが公園周辺。

 

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この日はとにかく陽射しが強く、シャッターを切るためにちょっと立ち止まっただけでも

陽の当たる部分が痛いほどだったのがよみがえってきます。

こうして見るといい陽射しなんですけどね(笑) 当時はきつかった・・・。

 

それでも笹飾りといい、この↓の光景といい、年に一度あるかないかの、

本当にいい写真日和でした!

 

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2013/05/04

時の狭間(35)

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躑躅一輪

 

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4日、三田・白金方向に向かって出かけたものの、

時間が遅かったこともあるが、前日とはガラリと違う陽射しの暑さ。

さらに白金高輪の駅に近づいたところで突然人がたくさんいて、

ふと気づけばこの時期は清正公のお祭りだった。

すぐに散歩は諦めて電車に乗り、引き返す。

 

この日の収穫は標準レンズだったことが悔やまれるが1枚目の躑躅と飛行船、

そして生まれてはじめて見た、古川クルーズのボート!

ずっと護岸や親水の工事をしていて、人が川に入って作業していたりするので

その関係だとは思うがこの光景は驚きかつ新鮮だった。

中学の同級生もこの写真を見て驚いていて、

ぜひ古川クルージングを発足させて欲しいという話になったほど。

 

 

 

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5日は朝から出かけられたので、我善坊へ向かう。

GWでいつにも増して人気がなく、久しぶりにこの辺りをゆっくり散策できた。

最近気づいたのだが、この8年で区内は大体歩いた(撮った)し、

はじめて足を踏み入れる路地裏や奥まった場所はそれはわくわくするけれど、

いつ歩いても楽しめて、いつもまた行きたくなるのはこの我善坊と小山町、

そしてなんといっても自分の原風景である元麻布だけなのではないだろうか。

 

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テストを兼ねてが多かったとはいえ、予定通り、たくさん歩けたGW。

ずっと気になっていた建物も撮ることができて、ここもまた驚く内部だった。

 

そしてここまで毎日撮りに出かけたのは、

この地元写真を始めた2007年のGW以来ではないだろうか。

しかも当時は体調を崩していたリハビリも目的だったため、

撮ることを楽しんでばかりもいられなかったのだが、

あれから色々あり、体調的にだけではなく生活的にも、

余裕を持って写真に専念できるようになったのは去年の後半ぐらいから。

家族や周りの存在の協力や応援もあって、今はとても楽しんでとることができる。

本当にありがたいことだと、感謝しています。

 

 

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2013/03/02

通い慣れた道(31)

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ひとりぼっちの木馬

 

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スキャンのプレビューで、やっぱり違うのである。

かといってプレビューは良かったのにスキャン画像はイマイチ、というものも少なくない。

そもそも小さければ小さいほどピントは立つし粗は目立たないのだし。

それでも7の画像は、スキャンしてもその落差がとても少ない。

まだ、撮る度に、現像に出してスキャンするたびに、

ちゃんと写っていなかったらどうしよう、という不安はいつもどこかにある。

しかしそれも程度の差こそあれ、7に限らず、どのカメラで撮っても同じだ。

フィルムで撮ることならではとも言えるし、それだけ自分の技術に自信もない。

 

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このレンズの画は、とてもやわらかい。

ぐるぐるのボケはもちろん魅力的なのだけれど、

DoFを少し出たあたりの描写がなんともいえない繊細さで、大好きだ。

 

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この日歩いたのは、東麻布と麻布十番4丁目の裏にあたる、三田小山台。

多分、一番たくさんの写真を撮っている地域で間違いないだろう。

この通い慣れた道を気軽に歩けるのも、今年いっぱい。

来年にはわたしはここからいなくなる。

 

この日最後に、ずっと気になっていたカフェに立ち寄った。

想像以上に居心地の良い場所で、1枚残っていたフィルムで店内を撮らせてもらった。

 

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レーベルカフェ

 

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2013/02/03

F90X vs F-501(test)

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上:F90X 下:F-501

 

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その子は突然やってきた。

 

義理の両親の家に預けた要介護の愛犬を迎えに行くと、

偶然、義母の仲のいい友人が訪ねてきた。ご近所の方なのだが、

私は今まで挨拶する程度でちゃんとお話させていただいたのはこのときが初めて。

その方は自宅ビルを建て替えることになったのだが、その話をしているとき

取り壊しの前に建物の写真を撮らせてもらえませんかと思いついて言ってみた。

ちょうど7のテストに行ってきたあとだったのでカメラを出すと、

その方も以前は写真を撮っていたとのことで表情が変わった。

今は使っていないカメラを「使ってもらおうかしら」と言うので喜んで、

とお答えしたけれど、その場の話の勢いだと本気にしていなかったら、

なんと一度お帰りになったあとすぐにまたカメラを持ってきてくださった。

それがニコンのF90Xだった。f1.4/50のレンズもついていた。

 

まずはレンズをD70に装着してテストしてみる。

劇的にクリアで美しいボケ。デジタルだと1.4でここまで違うのか・・・。

今まで持っていた一番明るいAFレンズはf1.8。違いを見せつけられた。

次に電池を買ってきて入れたが、本体裏蓋のべたつきが激しい。

検索してみるとこれは使われている樹脂のせいで、F90の致命的な弱点のようだ。

症状を緩和、予防、または蓋自体を交換する方法なども載っていたが、

今となってはパーツを見つけるのも大変だろうし、費用もかかりそうだ。

とりあえず家にあったマステを貼ってみると、見た目はともかく、

べたつきに関してはまったく問題なく使用できるようになった。

これなら黒っぽいマステを買えば事足りるので非常にありがたい。

 

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ということで、最終テスト段階のOM-1、普通にどんどん使いたいキヤノン7、

調整に出しら、シャッターユニットが交換されて帰ってきたニコンF-501

同じくミラーズレ修理のコンタックスSTと、テストしたいカメラ目白押しで

選ぶにも迷って決められない状態だったのだが、さらに1台増えたら逆に、

ニコン2台撮り比べればいいではないかと思いついて解決。

ただ時間がなかったのと、写真関係の出費が異常に膨れていたので

少しでも節約になればと1本のフィルムを途中で入れ替えることにした。

レンズはもちろん、F90についてきた1.4/50。

 

【F90X】

 


 

【F-501】

 


 

 

このF-501、非Aiの1.2/55レンズをとりあえず使いたいがために買った、

オークションで送料の方が高かった500円のカメラなのだが、

結果はこちらの方がどうもキレイでボケ方も良く見える。

もちろん修理直後で状態がいいこともあるのだろう。

ただ、AF、AEのF90のあとにこのカメラを使ったので、

ついつい露出を合わせ忘れること数回・・・(F-501はマニュアル露出)。

 

いつも修理後の写りの良さに、主力カメラだけでも定期的に点検に

出したいと思うのだけれどなかなか実行できずにいる。

 

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余談

 

いただいたF90X、本体は傷んでいなかったのだが裏蓋のべとつきがひどく、

調べてみるとこの機種の大きな問題点であることがわかった。この欠陥のために、

機種としての性能が正当評価されなかったと言っても過言ではないかもしれない。

ほかにもラバー部分が若干べたつくカメラもあるが、

このニコンF90のベタベタは、撮影意欲が起こらないほどの重症だった。

これは裏蓋に使われた樹脂の劣化によるもので、

ニコンでも部品交換として対応はしていたようだが今さらそれも面倒だし、

なんとかという剥離剤を使うとか、砂消しで削り取るとか、

ネットでも苦労して使えるようにしている方たちの体験や

個人の方で有償修理されている情報などが載っていたが、

とりあえず、手近にあったマスキングテープを貼ってみた。

見た目はまったく良くないが、肝心のべたつきはなくなったので問題なし。

いっそそのままでもよかったのだが、せめて黒っぽいテープに貼り替えようとしたら

なんとマステを剥がした時に、ベタベタの樹脂も一緒に剥がれて地が出ていた。

半信半疑だったが、まだらに残った樹脂も、マステでペタペタと取ることができた。

とはいえ残念なことに、全部がきれいに取りきれたわけではなかったので、

後日買ってみた、シール状のフィルムシートを上から貼ってみた。

なんといっても下地が一部まだらなので貼り方も完璧とはいえないが、

ぱっと見ではわからない程度にはなっている・・・と思うがどうだろう。

 

Dsc_8516_3

 

調子に乗って、最近ずっと気になっていた、劣化してボコボコになったアリアのラバーにも貼ってみた。

 

Dsc_8523_2

 

こちらはニコンと違って蝶番近くの形状が平らではないのと、

少し雑な作業のせいで美しい仕上がりとはお世辞にもいえないが・・・。

少なくとも修繕前よりは気分的に気持ちいいことは確か。

使ったのはこちらの3M製のラップフィルム シリーズ1080というもので、

恒久性はないが、むしろすぐに張り替えが効くので便利かもしれない。

 

※2016/5/13付記

上記ラップフィルムによる補修から3年以上経過した今の感想です。

最近新しいアリアを入手するまでこのことを忘れていたほどの使い心地。

恒久性無しと書いたものの3年ではまったく劣化も感じられない。

というか本当にフィルムを貼ったこと、あの耐えられないベタベタ、

ベタつきのことを全く忘れていました。お勧めです。

 

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2013/01/06

Labyrinth 迷いの森(29)(28)

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ここはどこ?

 

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3日に続いて、今まで延ばし延ばしにしていた地区、泉岳寺へ。

バスを予定してわざわざ時間に家を出て、しかも走ったのになんと間に合わず。

バス停が、今まで一番撮っている新広尾公園、小山町付近だったので、

次のバスまで時間を潰そうと歩き始めたら、結局そのまま歩く気になってしまった。

 

歩く気になったもう一つの大きな理由が、ナビウォーク。

その日の朝、ふと登録してみたのだが、早くその機能を試してみたかった。

結論・・・。

貧乏とはいえ、月額210円を出し惜しんでいたこの6年、返してくれ!!

・・・というほど私の散歩には便利な機能だった・・・。

まあ、地図を見て、行く場所を決めるようになったのは途中3年ぐらいだし、

それでも知らない場所に行くことより、知っている場所を撮ることのほうが圧倒的に多いし、

まったく使わない月もたくさんあっただろうから、

タイミング的には逆に良かったのかもしれないけれど。

むしろこれから最大限に活用できそうなのが嬉しい。

ネックは電池のもちぐらい。これからはipodだけでなく携帯の充電も気をつけなくては。

 

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さて、ナビに従って魚籃坂を上り、伊皿子を過ぎてまずは泉岳寺駅へ。

出た出口の真向かいが、ずっと気になっていた「大木戸跡」だった(写真は大木戸跡から駅を見て)。

さらに伊勢久さんというお蕎麦屋さんの隣はかなり広いパーキングになっているのだが、

そのぐるりを囲む塀がかなり年代物の瓦葺きの土塀。以前何があったのか非常に気になる。

 

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駅裏には、不気味なほど巨大なマンションと、3階建ての古い木造一戸建てが・・・。

どちらかに住むとしたら迷わず後者。寫眞製版という素敵な看板が出ていた。

我が家もそうだが、震災対策もあって、築40年以上の木造家屋は、

10年以内には姿を消してしまうだろう。仕方のないことだがとても寂しい。

 

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さて、ここからがナビ本領発揮。

すでに「開発」も進んでしまったようで駅周辺にはあまり撮るものがなく、

地図で気になっていた高輪地区の番地を登録、ナビスタート。

その威力は恐ろしく、入り組んだ場所へもすいすい誘導してくれる。

おかげで自分がどこをどう歩いているのか逆に分からなくなってしまう。

以前プロの運転手をしていた友人が、車でもカーナビより携帯のナビが断然便利、

だと強く言っていたのを、今さらながらに納得する。

 

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規模は違うがこちらも大きなマンション。

ただ、この年代の建物には圧迫感を感じない。

すべての物の価値が今よりも高かった時代、すべての物は今よりも丁寧に、

利益ではなく、愛情すらかけて大切に作られていたのだと私は思っている。

 

ところで1枚目の場所は、ナビではなく地図で見て行った場所なのだが、

ちょっとした裏道かと思っていたらとんでもなかった。

途中からすぐに、そこが東京だとは思えない空気が漂い、

時間ばかりか場所の感覚まで狂いそうな不思議なゾーンになっていた。

さらに驚く発見が。

ふと視界に入ったのは、三重塔だった。

 

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泉岳寺をはじめとする寺町なのでお寺が多く、ここも知る人ぞ知る・・・なのだろう。

自分は(帰ってから訊くと、麻布が地元の旦那さんも義理の母も)知らなかったが、

いつかの鎌倉の六道地蔵のように、知らずに行き着いた時の方が感動はなお大きい。

ましてや私がしている歩き方だと、裏へ裏へ、細い道へ細い道へと行くだけに

そんな場所を見つけるときはほとんどの場合、裏玄関や裏階段から入っている。

するとますます、その場所に出たときの驚きは大きい。

ここのお寺は塔だけではなく、本堂、蔵、すべてが古く美しく由緒がありそうだった。

帰宅してから地図を見ると、お堂の裏には池がある。

この辺りも、歩いていて非常に暗渠を多く見かけたので、池があっても不思議はないが

できることならぜひともその池を見てみたいものだ。

 

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そして今回のもうひとつの収穫がこれ。

6年で区内の住宅地はほとんど歩いているが、旧町名の札を見たのはこれが初めて。

町を歩いて細い路地を入ったその先に、どんな過去が見えるのか、そのワクワク感、

ドキドキ感を味わうことはもう無理なのかもしれないと思っていた矢先。

高輪台・泉岳寺散歩では、嬉しい発見があった。

 

ここのところ、カメラはニコンとコンタックスのSTを修理に出しているので、

動作が不安定なアリアの出番は少なく、専らF-1を使っているが、

近距離での撮影でピントが合いづらい。

 

 

そしていよいよ、港区に別れを告げる時が近づいている。

 

 

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2013/01/03

2013 だれもいない/かもしれない(28)

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奇跡の一枚

 

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中野正貴さんの「TOKYO NOBODY」のパロディ、「だれもいない」を撮り始めて、6年目になる。

 

そもそもは、誰もいない道を撮ろうと思っていたわけではなく、

道を撮るのが好きで、車の少ない正月休みの早朝を狙って出かけたら、

せっかくだし、これなら誰もいない道路が撮れるのではと始めたもの。

 

05_2  12_2

15_2  20_3

 

最初の2年は意外とスムーズにそれらしい写真が撮れていたのだが、

年を追うごとに時間のタイミングが良くないのか、人の流れが変わったのか、

色々な要素の複合だとは思うが「だれもいない」瞬間が困難になってきた。

風邪を引いていたり、正月がものすごく寒かったり起きられなかったりと、

自分の体調や都合でうまくいかなかった年もある。

 

去年からは少し気を楽に考えて、車の1台、人のひとりやふたりは

遠目に入ってしまってもいいんじゃないかと(つまり、それまでは車だけじゃなく

人も一切入らない瞬間だけを狙っていたわけで、そのコンセプトで2本も撮っていた

最初の2年は今思えばまさに奇跡のようなもの)思うようになり、

タイトルもabout nobody(ほぼ誰もいない)から、no/somebody(誰もいないかもしれない)に。

もちろん何も写り込まないに越したことはないが、駐車している車はもともと除外。

困るのはハザードを出して停車している、納品やタクシーなど。

長い道で人が来てしまったら、移動速度が遅いだけに諦めざるを得ないことも。

以前、完璧さを求めていた時は交差点に30分粘って撮る、ということもしていたが、

今年は一か所の時間をできるだけ短縮し、通行量が増える前に撮る場所を増やすことにした。

 

信号何回も待って、「今だ!」と思った瞬間に後方から車や人がフレームインは当たり前。

今回で一番悔しかったのがまさにそれで、シャッターを切った瞬間に思わず声が出たほど・・・。

 

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コースは桜田通りを虎ノ門までくだり、さらに新橋へ。

あわよくば新橋駅周辺も・・・と思ったが、とても無理だった。

それを狙うなら、あと2時間は早くスタートしなくては(それも魅力的ではある)。

数枚、色が付いているのはユーロフィルター使用。

カメラはこのシリーズではオートの一眼にオートのズームレンズを使うのだが、

レンズがいつもと比べて暗いせいか、ブレている写真が多くてびっくり。

焦って撮っているので構図が適当なのは想定内にしても、手ブレは初めて(笑)

 

それにしても、ここ何年かの正月ではかなり暖かいほうで助かった。

風があったので耳は痛かったが、一応持っていっていたイヤーマフで凌げたし、

歩いている分には後半、汗をかくほどだった。

気温が低くてあの風だったら、とてもじゃないが新橋まで辿り着けていなかったと思う。

 

よければ是非、アルバムのほうもご覧ください。

 

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2012/12/15

案山子が歩いた黄金の道(30)

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All roads lead to 'OZ'

 

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すっかり12月が紅葉の季節になってしまった東京・・・。

 

前週は有栖川公園で楓の見事な紅葉を見たけれど公孫樹はピーク過ぎ。

でも、並木の公孫樹はまだ落ちきっていないようだったので、

今年最後のチャンスと、永坂、桜田通り狙いで出発。

 

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いつもと違うパターンで桜田通りから我善坊に入り、六本木側に出て永坂を南下。

赤坂まで足を伸ばそうかとも思ったのだが、家に置いてきた犬の状態が不安なことと

前日に見た時がきれいだった赤坂の公孫樹も、日が変わればあてにできないので

無理せずショートコースで散歩は終え、帰宅。その後新橋で数枚。時間がなかったので

ゆっくり撮りきることができず、最後の2枚は現像に出すために十番で撮りきり・・・。

 

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何度もいうけど、クリスマスだっていうのに、紅葉とはね・・・。

雲のない青空も、毎日だとさすがに見飽きるし、陽射しで疲れる。

もう四季は戻ってこないのかなぁ。 

 

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そうそう、安いフィルムを買ってみたのでテストも兼ねて。

コダックっぽいといえばコダックっぽくも感じる。

値段を考えたら全然悪くない。使えそう。

 

 

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