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2013年8月の投稿

2013/08/31

EXEE Lens test(36)

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Canon EX 95mm f1:3.5

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先日のテストで好感触だったキヤノンのEXEEだが、劣化フィルムだったので、

今回は期限内の国産フィルムを使って再テストがてら、前回できなかった95mm、

そして現状では2本手元にある50mmの撮り比べをしてみることにした。

 

50mmA50mmB

 

せっかくなのでより比較しやすいように同じ被写体をそれぞれで撮ってみた。

50mmをそれぞれAとBとすると、Aで撮った被写体をレンズを替えてBで撮り、

そのままBで次の被写体を撮ってAに交換して同じ被写体を1枚撮る…の繰り返し。

さすがにつまらないので構図はまったく同じにはこだわらなかったが。

 

50mmA50mmB

 

50mmの結果は、Bの方が若干赤みがある…?という程度なのだけど、

個人的にはBが好みかもしれない。まあどちらでも大差はない。

 

次は前回フィルムがほとんど残らなくてほとんど試せなかった95mm。

さすがに今回は計画的に残し、50mmを20枚撮ったところで95mmに交換。

 

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長い分ボケにも多少期待していたが、いかんせんf3.5ではそこまでボケなかった。

だいぶピントが甘い写真があったが腕のせいか風のせいかレンズのせいか判断不能。

 

数年前の夏休み最後の日に公園の水飲み場にあった水鉄砲を撮ったことがある。

それは最近完売しているポストカードの中でも人気のある写真なのだが、

ちょうどこの日も夏休み最終日。そんなことを思いながら別の公園に立ち寄ると、

地味とはいえ同じシチュエーションを発見して思わず笑いが漏れた。

 

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暑さもあって、散歩ルートはほとんど家の周辺ですませた。

結果としては、最初のテストの劣化フィルムですら好感触だったのがうなずける、

予想していなかった好みの写りだった(特に50mm)。

ある意味特殊なカメラなので特に欲しくなるレンズもないし、50mmでじっくり楽しめそうだ。

不安なのはやはり時々動かなくなるメーター だが、あまりひどいようなら修理に出そう。

テストだと没にするショットがほとんど出ないので、今回も36枚全部使えるのが嬉しい。

 

 

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KIMONO~Nostalgia~(34)

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KIMONO Buffet

 

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これは、先日レンズを託してくれた 友人の着物。

 

同時期にその友人自身と、ご家族の引越しが重なったことで、

古いものや、もう着ない着物などが大量に発生したのだが、

今回は売るよりも普段あまり着ない人に着てもらいたいという意向を聞いて

私が知り合いに声をかけて何人かに選んでもらうことになった。

あいにく、私自身は好きではあるけれどまったく着物は着ないので、

大量の美しい着物が何枚も目の前を通り過ぎてゆくのを

指を咥えて眺めるか、写真を撮るかぐらいしかできなかった。

 

アルバムの中には、処分したもの、彼女が着ているもの、どちらの写真もあるが

どちらにも、彼女自身が買ったものに加えて、誰かから受け継いだ着物が多くある。

その中にはお母さまや叔母さま、亡くなったお祖母さまの着物も混ざっているのだが、

先日のレンズを使っていたのがそのご主人であるお祖父さまだったのだ。今回は特に

お祖母さまが書いた色紙、そして着物をお祖父様のレンズで撮りたかったのだが、

手放す着物の記録になればと、ついでにほかのものも撮っておいた。

 

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するとフィルムの劣化かところどころ変色が見られたものの、それまでも

古さを演出する特殊効果のようで、期せずしてとてもいい写真になり、

後日、ポストカードにして友人とそのご姉妹全員に渡したら喜んでもらえた。

まさに、レンズの想いが表れたということだろうか・・・。

 

中にはかつて海外で公演もされた舞踊家だった大叔母さまの踊りの着物、

貴重なケースに入ったかつら、芸者さんが着ていた着物など様々あり、

自分で見返しても心に何か不思議な思いが生まれるようだ。

 

もちろん、選びに来た友人たちは目を輝かせて歓声をあげていたが、

その光景はまさに、着物ブッフェのようだった。

返す返すも、自分が着物を着ないことが残念でたまらない。

ご興味のある方は、ぜひサイトの方でアルバムをご覧ください。

 




 

 

 



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2013/08/26

Lens test(35)

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OM System G.Zuiko MC Auto-W f1:2.8/35mm

 

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自己所有の中では、オート/マニュアル含めて初めての広角単焦点。

広角レンズももちろんあればいいなとは思い続けているのだが

実際ほとんど必要を感じる場面がないし、今までどうしてものときは

標準ズームのレンズを持っているカメラを使っていた。しかも、

距離より種類が欲しくなってしまうので、マウントの長さの違うレンズは増えず、

異マウントの標準レンズばかりが増殖し続けてしまった。

50mm、55mmのレンズをそらで数えてみると10本以上はありそうだ・・・。

 

この間久しぶりにOM-1のブラックを使ったとき、妙に良く感じて

このカメラに限りボディ2体に対してレンズが1本しかないのを思い出し、

急にもう1本欲しくなってしまって探していたら、広角が目に付いた。

f1.4の50mmでもよかったんだけれど、いつもOMで空を撮ると

好きな感じに写る気がして、せっかくなら広角にしてみようかと。

それにどうせ標準なら、もっと余裕があるときにf1.2も候補に入れたい。

今回はだいぶ財政が厳しい時期なので、広角でも良さそうなf2.0は無理。

長さも短い方がいいはいいのだが、探していたときに買えそうな値段で

品物も悪くなさそうなものはこの35mmだけだった。

28mm以下だと広角な気分は味わえるが、使いづらさもあるので

とりあえず広角レンズ初心者としては35mmでも悪くはないと思う。

 

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早くテストしたい気持ちが先走って、またもやフライング的にフィルム装填。

結局、最近定着しつつある、序盤は家でというスタートになってしまった。

 

前回はブラックのOM-1だったが、今回はまたまた久しぶりにノーマルを。

こちらはシャッター幕の故障があるので、その様子も見てみたかった。

最高速(1/1000)でシャッターを切ると右半分が暗くなる症状なので、

それを見越した構図で撮ってみたのだが、ちょっと失敗してしまった。

高速が使えないのは不便ではあるがこの感じが好きで、

修理に出ずに結局あとからブラックのボディを買うことになった。

 

18日から撮り始めた後、24日の家具展にも携帯したがほとんどこちらでは撮らず、

後日に家の周辺を少し、そして残りを赤坂から帰りがてら麻布台、東麻布で終える。

 

 

 

 

自分の中ではずっと、広角というのはただ広い画角だという認識しかなかったのだが

確かにマクロ以外でこんなに寄れるのは便利だし楽しいとは思う。

ボケないのが物足りないのは明るいレンズばかり使っているせいもあるだろう。

でも、そもそもボケは写したくないものをごまかすためにも必要なので、

広範囲が写る上にボケてもくれないレンズは、私には合わないかも知れない。

でも一度は、OMマウントに限らず、明るい広角レンズを試してみたい。

 

 

 

ただ、こういう写真にはやっぱりちょっとでも広いほうが便利!

今まで単焦点では撮りようがなかったこんな建物が撮れたのは嬉しかった。

 

そして一番困ったのは、ファインダー内周辺部分の暗さ。

明るい日中なら問題ないのだが、撮っている周囲がちょっとでも暗いと、

よっぽどうまく傾けないと露出メーターがまったくみ見えなくなってしまう。

これはフォーカシングスクリーンで解消できるようなので、

また余裕があるときに見つけたら、交換も頭に入れておかなくては。

 

F値もやはり2.8ではだいぶ暗くなってしまうのでISO400を探したが、

あると思っていたロモの400が在庫切れで、ポートラの残りを使った。

午後からの撮影なら迷わず800を使うところだが、

OMに限らず、古いマニュアルカメラではシャッターの高速が出ないので

感度の高いフィルムを入れるのもタイミングが難しい。

今まで明るいレンズが多かったのでほとんどの場合ISOは100で

レンズに合わせてフィルム感度を選ぶ習慣もないので色々と戸惑ってしまう。

 

 

 

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2013/08/24

Summer Rain(24)

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浮き船

 

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見慣れた川、見慣れた公園の親水スペースに、見慣れない小船が。

ほとんど流れのない川に浮かぶ姿は、不思議で静かな光景だが、

同時に、子供の頃に私のだんなさんや幼馴染みたちが

この川でこんな船に勝手に乗り込み、渋谷に上陸した時点で

警察が待ち構えていたという笑い話を思い出さずにはいられない。

 

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めったに使わなくなったがベビーや花火でわりと続けて出番のあった55。

オートでしかもズームは本当に便利で、久しぶりに普通の散歩にも持ち出して

みたものの、時間や天気に左右されてやはり細切れになってしまった。

 

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ほとんど何も考えなくても、とっさに撮れるというのは本当に楽なもので、

ずっとこれを使っていたらマニュアルに戻れなくなるのではと思うほどだ。

28-135mmのズームだとけっこうな大きさと重さなので機動性はないが、

マクロが使えるので135mmのテレ側でも焦点距離50cmはありがたい。

 

f1:0.95/50mm(最短焦点距離100cm)、f1:1.2/50mm(最短焦点距離50cm)、

f1:1.4/85mm(最短焦点距離95cm)とこのレンズのf1:5.6/135mmで

被写体から背景の距離は同じ、それぞれ一番寄れるところまで寄ったとして

ボケの大きさを計算してみたら、開放値が明るい代わりに最短距離が長い

0.95/50のレンジファインダーを1とすると1.2/50、1.4/85がほぼ倍前後、

5.6/135では、3倍以上の大きさになることが分かった。

いつも悩む次回のバラは、久し振りにこのカメラ・レンズを使ってもいいかも。

 

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8月18日に撮り始めたフィルムだが、序盤は結局家やごく周辺で数ショット。

そのあと24日に出かけた家具展の道中で、立川や昭島、高速を撮って終わる。

昭和記念公園に行って以来10年以上ぶりの土地だったが、

この日の時間のなさが本当に悔しいほど撮りたい場所の宝庫だった。

少し落ち着いたら、ぜひ次は写真目的で出かけたい。

 

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帰りに高速に乗る頃には雨がぱらついていた。もう少し明るい時間が良かったのだが、

レンズをベビーに交換して撮っていると、なんと右前方に花火を発見!

若干渋滞気味だったおかげで、20分間以上、同じ方向に花火がほぼ丸見え。

いつも思うのだけれど、知らずに通ったりして遠くに見えた花火はとても得した気分。

しかもこの花火大会の花火、種類も構成もとても良かった。

雨も降り出していたし外は暑いし、車の中でこんな風に見られた方が、

会場に行くよりある意味ラッキーだと思うほど長い間見えていた。

残念ながら遠すぎて暗すぎるのでズームでは絶対無理だと思い、

一応ベビーでがんばってはみたがやっぱりそれも無理だった。

せっかく撮ったので、ここにだけでも没にした遠花火を。

 

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B30

 

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2013/08/18

Lens test -継承-(37)

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継承

 

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家の整理をしていた知人から、古いカメラとレンズを託された。

カメラはペンタックスのS2。着いているレンズはTakumar 2.0/55。

 

お祖父様のものだったらしく、調べてみるとレンズは一番古いタイプの2.0/55。

このシリーズにもアトムが存在するような記事も見つけたが、見たところ、

そして写りから判断する限り、うちにやってきたレンズは非アトムのようだ。

動物がたくさんいるため我が家でアトムレンズは厳禁なので

ひとまずほっとする。せっかくなのでレンズだけでも使いたい。

カメラの方は底の巻き戻しボタンが押し込まれたままになっている。

引っかかっているだけなのかわからないがシャッターも切れない。

さて、このカメラを治しても果たして活躍する機会があるのかどうか。

ほかに何台も点検に出したいカメラやレンズが控えている現状では、

露出メーターさえないこのカメラに割く余裕はどう考えても、ない。

 

とりあえずカメラは保留にして、手持ちのSPを久しぶりに引っ張り出し、

レンズを装着してみる。保護フィルターもなかったが前玉にはそれほど疵はない。

ただ、後玉が疵、カビだらけで、ちゃんと使うことになったら清掃は必須だが、

とりあえずそのままの状態で一度テスト撮影してみることにした。

 

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ピント精度は悪くないようだが、ソフトな感じはやはり汚れのせいだろうか。

しかしこの優しい感じは全然悪くなく、またしてもこのまま使いたい誘惑に駆られる。

 

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数枚、アンダーになった写真には明らかな汚れのシミが・・・。

画像半分が黒く写っているのは、OM-1と同じシャッター幕の症状にも思える。

 

相変わらずゆっくり撮りに歩く時間がないけどテストはしたいので、結局家の周辺や

食事がてら、買い出しの行き帰りの車内からの写真ばかりになってしまったけれど、

悪くない。それどころか最近テストした中では一番気に入る写りかもしれない。

おそらくこのレンズは、持ち主の方が亡くなってから使われていないものなので、

そうなると50年くらいはカメラごとケースに入ったまましまわれていたことになる。

中古で手に入れたカメラやレンズはみんなそうなのかもしれないが、

このテストの上がりを見ていると、なんとなく、その方の魂が宿っている気がしてくる。

 

ちゃんと使いたいので点検・清掃に出さなくてはと思うのだが、

清掃したら写りが全然変わってしまうかも・・・と考えると躊躇してしまう。

もう一、二度、テストしてみてから考えようかな・・・。

 

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2013/08/12

K A G E R O U(33)

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切り取られた風景(自宅より)

 

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たまにはベビーせっかく治してほとんど使っていない黒OM-1今年初クロスと、

半ば強制的に撮らざるを得ない状況に持っていったような3台同時進行のあと、

当然だけどちょっと落ち着いて撮りたくなってF-1にビスタ(プラス)を装填。

今度こそ一気に撮りきるつもりだったのにそううまくは運ばず、

結局ショートの散歩2回と、半端な家ショットでやっと1本というスローペース。

それでも、なんだかんだで約3か月ぶりのF-1+1.2/50+Agfaはやはり良い。

天気が悪くても締まるコントラスト、透明感とはまた違う空気感などは独特。

 

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7月27日、自宅から小山町の往復。

雨上がりに期待したわりに収穫が少なかった日だった記憶が。

 

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8月12日、やはり夕立ちが上がるのを待って出かけたがまたぱらついて、

軽装だったので慌ててコンビニで傘を買ったがすぐにやんでしまった。

この日も結局、小山町を撮って帰る。

 

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こうしてまとめて見ると、出かけた2回は同じ場所に同じような

天気だったせいもあるからか意外と統一感があり、朽ち系もわりと撮っている。

それでも1本を消費しきれず、結局最後の数枚は自宅で犬猫を撮って終了。

 

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2013/08/10

Fireworks 2013(19)

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Fireworks 2013

 

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東京湾大華火祭。

5年ぶりの花火である。

 

4年前は当日が自宅の引っ越し。

その後も毎年違う理由で会場に行くことができなくて悔しい思いをした。

 

5年ぶりのリベンジといきたいところだったが花火はそんなに甘くない。

イメージしていたようなものは撮れず、5年前、6年前の写真には及ばなかった。

花火でつらいのは、そこまで時間も体力も割けないので、

チャンスは年に一度あればいい方だというところ。

数々の反省点を実践するのは、早くても1年後になってしまうのだから、

いくらメモしておいたところでとの頃にはすっかり感覚は忘れてしまっている。

もし今年もう一度でも撮りに行けたら少しはマシだろうと思うし、

そうすれば次が来年でももう少し身についた状態で臨める気がする。

 

花火大会はだいたいが8月の一番暑い時期で体力次第になってしまうのだが、

来年はできれば2か所行ってみたい。

今年の猛暑の中、何が暑いって、地面が鉄板焼きの鉄板のように熱かった。

自分にしては運良く、最大限といっていいほど体調のいい日だったのに

1時間も座っていたら花火開始直前に熱中症の症状が出始め、

さすがにもう始まるし、最初だけでも撮って帰ろうかと諦めかけた。

なのに5分ほど経ち、最初の花火が上がってシャッターを切った瞬間から

嘘のように体調の悪さなど消えてしまっていた。

シャッターを切る集中力ってすごいです。

そう、そもそもそれがリハビリになるのもあって、一眼レフで撮り始めたのでした。

 

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ということで、フィルムはネガ、ポジ混在。芝浦会場からの東京湾大華火祭。

納得いく写真は全然撮れなかったけど、やっぱり楽しかった。

そして…約1時間、ずっと膝立ちの姿勢で撮っていた後遺症が、

1週間以上経った今でも尾を引いています…。

 

 

 

 

 

 

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内容は尺五寸玉(45cm)10発、尺玉(30cm)100発を含む約12000発とのこと。

東京湾の花火でいいところは、ほとんど間が空かないこと。

昔よく行っていた神宮の花火は、間近で見られるのが良いが、

区切りが多すぎて下手をすれば間延びに感じてしまうこともあった。

 

そして定評のある東京湾フィナーレでは、尺五寸が上空380mで開く。

やはりいつ見ても見事なのだが、今年はこれがピンク色だった。

5年前までは毎年無色(金色)だったと思うが、いつから変わったのだろう。

ピンクはピンクできれいだったけれど、最後にキラキラ消えていくのは

金色一色の方が、なんとなく風情があるような気がしなくもない。

 

 

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2013/08/03

EXEE test(32)

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test

 

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このカメラの説明書をオークションアラートに登録して、2年以上。

待ちに待ってようやく、出た!と思えば、その説明書にはカメラ本体、

そしてなんとレンズまで2本、付随していたという…いや、

レンズ2本付ボディーに、説明書がついていたということですが…。

 

以前、友達の父親がもう使わなくなったこのEXEEというカメラの話になり、

私が興味を示すと、離れて住んでいるその友達がこちらに泊まりに来たとき

わざわざ持参して、しかもそのまま貸すという名目で置いていってくれた。

一応試し撮りはしたけれど、メーターが動かないので露出がイマイチ。

電池はF-1やOM-1と同じMR-9 電圧変換型だったので流用できのに、

そもそもそのメーターが壊れているのか、元々動かないものなのかも、

ネット上に出てくる情報が少なすぎて分からない。

一応「借りた」ことになっているものの、友達は絶対に使わないので

私がずっと持っていてもいいというような状況ではあったけれど、

できれば使える状態にして友達に返したくて説明書を探していた。

 

キヤノン製にしては驚くほど情報が少ない理由はこのカメラの特殊構造。

レンズは本体に後群が付属していて、前群だけを交換する一眼レフという異色さ。

 

796599109

 

当然、マウントも機種専用で、交換レンズは全部で4種類しかない。

キヤノン初の開放測光TTL方式、そしてキヤノン一眼レフ初のEE(自動露出)

にも関わらずほとんど知られていないほどマイナーに終わった経緯推測など、

詳細はStudio RUMさんのこちらのページがとても参考になります。

 

さて、諦めていた頃に届いたこの説明書にはカメラ本体までついてきたので

すっかり埃を被っていた友達のEXEEと交互に電池チェックなど。

最初はどちらも反応せずだったのだが、接触が悪かったからなのか

何度か試していると、動いた!初めてメーターが動くのを見て感動。

動いたのはもちろんというかやはり、新規に届いたボディーの方で、

何度か試すも元々あったボディーはうんともすんとも言わなかった。

電池室を見比べると端子がかなり埋まりかけているようなので、

やはり接触の問題なのではと思う。

 

そしていよいよテスト。おかげで気分も乗って、久々に1日で1本を終える。

桜田通りから麻布台付近のショートコースで撮るが、半分くらいで引き返し、

レンズを1.8/50から3.5/95に交換して試そうと思っていたのに、

シャッターが進んで(?)、いったん帰ったときにはフィルム残はすでに3~4枚だった。

 

カメラ動作としてはメーターの反応が不安定で、

何かの弾みで作動しなくなってしまうことが何度かあった。

レンズをいったん外して付け直すとまた動くことが多かったので、

修理に出すときには関係があるか確かめてみよう。

またレンズを95mmに替えるとメーターの動きが良くなったのだが、

ASAのダイヤルはレンズの開放値に合わせる方式なので

これは高照度と低照度が切り替わっているだけだろうか。

 

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使ったフィルムが期限切れ劣化のものだったので写り自体は良くないが、

ピント精度はいいような気がする。

全体的に、思っていたよりだいぶいい感触だったので、

余話があるときに点検修理に出して使いたい。

なんといっても、このカメラは私と同い年でもあるのだ。

ボディー、レンズ共に状態も悪くなく、結果的に、

1000円にしてはかなりいい買い物をしたことになる。

 

そうそうもうひとつ。95mmのレンズの口径が62mmなのだが、

何年も前に間違えて買ったまま使えるレンズがなくて眠っていた、

というか口径すらすっかり忘れていたMCとPLフィルターを、

突然何かが閃いて出してみたら大当たりの62mm!

やはりこのカメラとレンズ、来るべくしてここに来たということだろうか・・・。

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ほとんど撮れなかった3.5/95だが、これはまた改めて試すことにする。

中望遠は85mmか135mmしか使ったことがないので、95mmの画角はなんとなく新鮮。

このときの数枚は意外と苦にならなかったので、少し楽しみだ。

 

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