Lens test(35)
OM System G.Zuiko MC Auto-W f1:2.8/35mm
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自己所有の中では、オート/マニュアル含めて初めての広角単焦点。
広角レンズももちろんあればいいなとは思い続けているのだが
実際ほとんど必要を感じる場面がないし、今までどうしてものときは
標準ズームのレンズを持っているカメラを使っていた。しかも、
距離より種類が欲しくなってしまうので、マウントの長さの違うレンズは増えず、
異マウントの標準レンズばかりが増殖し続けてしまった。
50mm、55mmのレンズをそらで数えてみると10本以上はありそうだ・・・。
この間久しぶりにOM-1のブラックを使ったとき、妙に良く感じて
このカメラに限りボディ2体に対してレンズが1本しかないのを思い出し、
急にもう1本欲しくなってしまって探していたら、広角が目に付いた。
f1.4の50mmでもよかったんだけれど、いつもOMで空を撮ると
好きな感じに写る気がして、せっかくなら広角にしてみようかと。
それにどうせ標準なら、もっと余裕があるときにf1.2も候補に入れたい。
今回はだいぶ財政が厳しい時期なので、広角でも良さそうなf2.0は無理。
長さも短い方がいいはいいのだが、探していたときに買えそうな値段で
品物も悪くなさそうなものはこの35mmだけだった。
28mm以下だと広角な気分は味わえるが、使いづらさもあるので
とりあえず広角レンズ初心者としては35mmでも悪くはないと思う。
早くテストしたい気持ちが先走って、またもやフライング的にフィルム装填。
結局、最近定着しつつある、序盤は家でというスタートになってしまった。
前回はブラックのOM-1だったが、今回はまたまた久しぶりにノーマルを。
こちらはシャッター幕の故障があるので、その様子も見てみたかった。
最高速(1/1000)でシャッターを切ると右半分が暗くなる症状なので、
それを見越した構図で撮ってみたのだが、ちょっと失敗してしまった。
高速が使えないのは不便ではあるがこの感じが好きで、
修理に出ずに結局あとからブラックのボディを買うことになった。
18日から撮り始めた後、24日の家具展にも携帯したがほとんどこちらでは撮らず、
後日に家の周辺を少し、そして残りを赤坂から帰りがてら麻布台、東麻布で終える。
自分の中ではずっと、広角というのはただ広い画角だという認識しかなかったのだが
確かにマクロ以外でこんなに寄れるのは便利だし楽しいとは思う。
ボケないのが物足りないのは明るいレンズばかり使っているせいもあるだろう。
でも、そもそもボケは写したくないものをごまかすためにも必要なので、
広範囲が写る上にボケてもくれないレンズは、私には合わないかも知れない。
でも一度は、OMマウントに限らず、明るい広角レンズを試してみたい。
ただ、こういう写真にはやっぱりちょっとでも広いほうが便利!
今まで単焦点では撮りようがなかったこんな建物が撮れたのは嬉しかった。
そして一番困ったのは、ファインダー内周辺部分の暗さ。
明るい日中なら問題ないのだが、撮っている周囲がちょっとでも暗いと、
よっぽどうまく傾けないと露出メーターがまったくみ見えなくなってしまう。
これはフォーカシングスクリーンで解消できるようなので、
また余裕があるときに見つけたら、交換も頭に入れておかなくては。
F値もやはり2.8ではだいぶ暗くなってしまうのでISO400を探したが、
あると思っていたロモの400が在庫切れで、ポートラの残りを使った。
午後からの撮影なら迷わず800を使うところだが、
OMに限らず、古いマニュアルカメラではシャッターの高速が出ないので
感度の高いフィルムを入れるのもタイミングが難しい。
今まで明るいレンズが多かったのでほとんどの場合ISOは100で
レンズに合わせてフィルム感度を選ぶ習慣もないので色々と戸惑ってしまう。
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