« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月の投稿

2013/05/26

紫陽花賛歌(32)

14

 

梅雨の入り

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

前日まで体調不良だったのだが、1週間撮っていないので出かけたものの

少し歩いただけで、蒸し暑くて気分が悪くなってしまう籠もったような曇り空。

引き返そうと進路を変えたが、近場なら大丈夫そうだったので、

季節柄、芝公園周辺の紫陽花をぶらぶら撮り歩く。

 

ウルトラ(冷蔵)ももう一度テストしてみたかったのだが、

やはり曇りでの写りはそう悪くないような気がする。

晴れでも、プリントすればだいぶいいとは思うのだが。

 

25

 

 

今年は紫陽花もずいぶん早く咲いた気がするけれど、

タチアオイも咲き始めていた。

この花が一番上まで咲いたら梅雨明け。

タチアオイを見るたびに、そんな話を思い出す。

だとしたらこの一輪は、まさに梅雨の幕開け。

 

26

 

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
Qr

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/05/19

2013上半期いろいろ

TopTop_2

2013年の1月から5月までのいろいろ。

いつも年に一、二度、このアルバムを作りますが、

余りコマや没フィルム、テストなどから出る、

1つのアルバムにするには枚数が少ない半端なショットを集めました。

 

自分の中での「写真」とは「その日一日」、「フィルム1本単位」なのですが、

半端なショットの中でも時々気に入るものがあります。

そんな写真を、自分でも忘れてしまうことがあるので・・・。

 

06

Canon EOS 55 + EF28-435/3.5-5.6 + Agfa vista Plus 400

 

42

Canon 7 + Canon0.95/50 + Agfa Precisa 100

 

15

CONTAX Aria + Planar 1.4/50 + Kodak P3200 T-MAX

 

20

Canon F-1 + NFD 1.2/50 + KONICAMINOLTA 100

 

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/05/17

ゆめのあとさき(28)

12

  

光と影

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

14日にした撮影の反動で、とにかくなんでもいいから普通にスナップしたい、

ほとんどその一心といっていいほどの気持ちだったので

週末を待たずに金曜の午前中から散歩に。

昼までには戻らないといけなかったので近場の我善坊を一周。

天気が良くて、久しぶりの光と影をたくさん撮ったけれど、

本当に「撮る」というより、ただ「シャッターを押す」に近い感じだった。

自分の中では、ちょっとしたリハビリだったのかもしれない。

(それほど14日の撮影はプレッシャーだったのだろう)

 

10

 

23

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
Qr

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/05/14

幽幻(36)

02

 

幽幻

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

知人のおかげで、ずっと、『撮りたいな』と思っていた人を撮ることができた。

撮りたいと口に出したのはけっこう最近のことで、

そのときもまさか実現するとはほとんど思っていなかったのだが、

意外にもあっさりとその機会はやってきたのだった。

 

ただ、引退を控えている彼女を撮る唯一の機会だったし、

置屋にまでお邪魔して、おかあさんまで撮らせていただけるとのことで、

人物を撮る経験などない私にとっては=ものすごいプレッシャーでもあった。

チャンスは一度きり。ましてやフィルムである。

こんな時のためにもっと人物を撮っておけばよかったと思ったりもしたが、

もともと、撮りたいと思った人しか撮らないのだから仕方ない。

 

何人かの人に機材などのアドバイスを求めたりしながら、

カメラ、レンズ、フィルムが決まるまでは悩みに悩んで

それこそ誰かに代わってもらいたいと思うほどジレンマに陥った約1か月だった。

 

ようやくすべて決めてしまってからは、もうなるようになれという開き直りもあったが、

実際、その場になってみるとまず時間の余裕がほとんどなく、

思っていたことの1/10も実現できなかった気がする。

そのうえ、予定していた楽屋での撮影がなくなり、撮影数も半分くらいに。

保険で持っていたデジタルなど、ほとんど出番もないほどで、

最後の最後、現像が上がるまではちゃんと写っているか不安一色だった。

 

『とにかくたくさん撮って、1枚でもいい写真があれば成功』

という言葉を励みに、あとにも先にもないほど緊張した撮影だったが、

ポストカード、フォトブックなども無事に作ることができ、

関係者、本人にも喜んでもらえる仕上がりになったので本当に良かった。

よろしければ是非、サイトのほうでアルバムをご覧ください。

 

34

 

18

 

 

反省点は尽きないものの、本当にいい経験、そして記念になりました。

この機会を与えてくださった方々に心から感謝しています。

 

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
Qr

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013/05/11

Ultra Rose 2013(44)

09

 

ULTRA ROSE '13

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

毎年恒例の横浜に行くため、予定通り7時には起きて準備も滞りなく終わり、

残す心配は天気だけとなった。予報では曇りのち雨。

起きたときは今にも降りそうではあったがまだ曇りに止まっていた。

出かけるときにさえ降っていなければとりあえず行ってしまおうと思っていたのだが、

なんと家を出たとたんに降り出すという間の悪さ。

けれど過去、絶対といっていいほど天気に助けられている身なので、

なるようになるだろうと思いながら家の前で様子を見つつ時間を潰すこと約30分。

時々やみそうになるものの、また今度は強くなったりで、

この日を逃すとまず横浜に行けるチャンスはないが、

午後には戻らないといけない予定があることを考えるとさすがに無謀すぎる。

無念ながらそう決心したところで、不思議と雨がやんだ瞬間があり、

時間との兼ね合いで、雨でもどうにでもなる近所のバラ園に行ってみた。

実はこの前日、そのバラ園にフィルムのテストで行っていたのだが、

その時はバラには最悪と言えるほどの晴天と陽射しで、

せっかくのウルトラも判断に困るほどひどい写り。

これはとうとう、冷蔵していた在庫も劣化してしまったのでは・・・

という不安の中での撮影になった。 

 

51

 

10分もかからずバラ園に着くと、時間が早いうえに雨のせいで人影はほとんどない。

その上バラには雨の雫が散っている。前日とはまるで違うバラ園のようだった。

すぐに夢中で撮り始めたが、徐々に雨脚は強くなってさらに雫が。

あまり強い風雨ではせっかくのバラも俯いてしまうのだが、そこまでの

激しい降りにはならず、傘をさしている事も忘れるほどのシチュエーション。

ふと気がつくと、広い公園にいるのはカメラを持っている私一人だった。

いくら雨とはいえ、東京の真ん中で、満開のバラ園を独占する日がこようとは…。

 



 

 

そんなわけで、雨のバラ園を、これ以上ないほど満喫することができた。

傘や風やズームアップレンズ、

そして何より技術不足でピントがゆるいものが多かったけれど、

最近ずっと気になっているので、カメラも一度整備に出したいところ。

ウルトラの濃い色、特に赤で滲んでしまって、よけい甘くなっているかも。

 

55

 

 

 

その、心配していたウルトラは、ほぼ期待通りの発色でとてもほっとした。

ほぼ、というのは、やはり階調再現性の劣化は否めないから・・・。

まず天気が合っていたのだと思うが、一度晴天時のものもプリントしてみたい。

バラのときはほとんどそうだけれど、いつものネガスキャンではなく、

プリントからスキャンして1枚ずつできるだけプリントを再現するよう編集。

それも自分のモニターでの見え方に限ったことだけど・・・。

普通にプリントしただけでこの鮮やかさになるこのフィルム、

バラを撮ってプリントするたび、本当に心から、復活の奇跡を願ってしまう。

 

 

それにしても今年のバラは大輪でした。

たしか、3年ぐらい前もそうだった。あの年はバラだけじゃなくて芍薬、

ダリア、ラナンキュラス・・・みんな怖いぐらい大きかったな。今年もそうなのかな。

比較に手を添えてみましたが、花によっては本当に私の顔より大きいのでは、

というものも・・・。ちょっと怖いぐらいでした。

 

12

 

 

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
Qr

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013/05/04

時の狭間(35)

06

 

躑躅一輪

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

4日、三田・白金方向に向かって出かけたものの、

時間が遅かったこともあるが、前日とはガラリと違う陽射しの暑さ。

さらに白金高輪の駅に近づいたところで突然人がたくさんいて、

ふと気づけばこの時期は清正公のお祭りだった。

すぐに散歩は諦めて電車に乗り、引き返す。

 

この日の収穫は標準レンズだったことが悔やまれるが1枚目の躑躅と飛行船、

そして生まれてはじめて見た、古川クルーズのボート!

ずっと護岸や親水の工事をしていて、人が川に入って作業していたりするので

その関係だとは思うがこの光景は驚きかつ新鮮だった。

中学の同級生もこの写真を見て驚いていて、

ぜひ古川クルージングを発足させて欲しいという話になったほど。

 

 

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

5日は朝から出かけられたので、我善坊へ向かう。

GWでいつにも増して人気がなく、久しぶりにこの辺りをゆっくり散策できた。

最近気づいたのだが、この8年で区内は大体歩いた(撮った)し、

はじめて足を踏み入れる路地裏や奥まった場所はそれはわくわくするけれど、

いつ歩いても楽しめて、いつもまた行きたくなるのはこの我善坊と小山町、

そしてなんといっても自分の原風景である元麻布だけなのではないだろうか。

 

15

 

22_2

 

 

テストを兼ねてが多かったとはいえ、予定通り、たくさん歩けたGW。

ずっと気になっていた建物も撮ることができて、ここもまた驚く内部だった。

 

そしてここまで毎日撮りに出かけたのは、

この地元写真を始めた2007年のGW以来ではないだろうか。

しかも当時は体調を崩していたリハビリも目的だったため、

撮ることを楽しんでばかりもいられなかったのだが、

あれから色々あり、体調的にだけではなく生活的にも、

余裕を持って写真に専念できるようになったのは去年の後半ぐらいから。

家族や周りの存在の協力や応援もあって、今はとても楽しんでとることができる。

本当にありがたいことだと、感謝しています。

 

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
Qr

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/05/03

荒廃都市(25)

14

 

GW後半初日・快晴

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

見事なまでに快晴続きのゴールデンウィーク。

さらにこの日は気温・湿度ともにこれ以上ないほど快適で、

2時間歩いた時点でもまだ1時間そこそこ、へたすると30分ぐらいしか

歩いていないような気がして、時計を二度見してしまったほどだった。

正午を過ぎると陽射しは強かったのだが、風はひんやりと強くて、

暑がりの自分が歩いても歩いても、上着を脱ぐまでに至らなかった。

 

しばらく使っていないビスタ400のテストのつもり出てかけたせいで、

予備のフィルムを持っていないこと気づき、よっぽど取りに戻ろうかとも

思ったのだが、このあと3日間も歩く気満々でいたせいもあり、

現像代を考えても、撮るものを考えても日に1本で充分だろうと

自分に言い聞かせるように諦めたのだが、振り返ると

この日にもっと撮っておけばよかったと悔やむほどの気候だった。

 

コースは桜田通りを飯倉から我善坊に入り、永坂で終了の定番ショート。

いつも撮る場所でも、この盛りの時期は道草の緑と花がどこへ行っても美しい。

ただ、久しぶりのビスタ400だったが、やはりプラスになったせいなのか、

自分の印象にあったように、特に緑が驚くほど蛍光色になることはなかった。

赤データになる被写体にも出会わなかったが、おそらく同じような結果だったと思う。

良く言えばフィルムとしての質は向上したのだろうけれど、

復刻版アグフアは押し並べて派手さがなくなったように感じて残念。

 



 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

テストのつもりでいたのにほとんどテスト対象になる被写体はなかった。

持っていた緑のフィルター(モノクロ用)をカラーで試してみたのと、

雲に隠れた太陽がいい感じだったのにNDを持っていなかったので、

持っていた中で一番露出倍数の高かった色温度変換フィルターで撮影。

 

20

 

24


 

 

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
Qr

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »