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2013年4月の投稿

2013/04/29

Precisa test(33)

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test

 

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14日に使うフィルム、カメラ選びで連日テストばかり。

確実なカメラとフィルムを使おうとは思うのだけど、

当日の被写体はそれが最初で最後の機会となるので、

技術がないだけに悩みが尽きない。

どうせならこれを、とか、いっそあれは?!とか、あとからあとから・・・。

 

そんなわけで一応色を確認したくてアグフアのポジを入れて出かけたのだが、

欲しいデータになるようなものに出会えず、結局いつもの散歩になってしまった。

しかも、露出はセレンメーターと勘頼りという無謀さ・・・。

結果はもちろんオーバーやらアンダー続出で、やっぱりたまには

ポジで露出の感覚をつかんでいくのも必要だなーと思うのだけど、

ついついネガを使ってしまうんだろうなぁ。

もしくはポジで撮ってもクロス現像したくなっちゃうんだろうな。

 

 

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この日歩いたのは麻布十番から環状三号線沿いに六本木ヒルズへ、

ヒルズから元麻布に抜けて十番に戻って現像というコース。

 

 

 

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2013/04/28

赤色幻想(31)

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赤色幻想

 

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たまにはレッドレッドスケールで撮りたいなと少し前から思っていて、

久しぶりに予備フィルムとして持って行ったものに出番が。

 

レッドで撮るものにもいつも迷うのだが、今回はちょうどルートだったので、

元麻布をあとにして有栖川公園で使うことにした。

モノトーンフィルムの、木や草が茂ったところの表現が好きだ。

 

この日も本当に天気が良くて、公園もとても気持ち良かったのだが、

現像してスキャンしたレッドスケールは思っていた印象と少し違った。

たしかに期限切れではあるのだけれどそこまで古くはない。

劣化したとすると、しばらく常温で放置しておいたせいなのか…。

このロモのレッドスケールもいつの間にか生産が終わってしまって、

あまりストックできなかったのだがそれも正解だったかも…と思うほど。

 

元々、そのまま撮るとアンダー気味になるとは思っていたので

意識した時は1段上げて撮るようにはしていたのだが、

それでもかなり暗く写ってしまっている写真が多かった。

さらに色も、べったりした、赤というより紅茶のような褐色。

私が気に入っているこのフィルム特有の艶もない。

レッドスケールは今まで、ネガから補正なしのスキャンだったが、

今回はだいぶ色調が違ったのでRGBをいじってみた。

冷蔵庫にストックしている分とはロットも保管方法も違うので、

そちらは期待するとおりの写りだといいのだけれど…。

 


 

 

 

 


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ハルジオンの日・2日目(35)

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GW2日目、快晴

 

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前日がレンズもフィルムもテストだったので、この日は全部変え、

同じコースを歩いてみてもいいかなと思いながら家を出た。

とはいえフィルムは去年期限切れになっているものだし、

FD1.4/50は久しぶりすぎて結局テストのようなものなのだが…。

フィルムは期限切れとはいえ、さすがのエクターの描写力。

どうしてもポートレート用というイメージが消せないのだが、

こうしてたまにスナップに使うのも気分が変わって悪くないと思った。

 

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季節は春!と言わんばかりにどこへ行っても花と緑の輝かしいこと。

さらに連休のせいか人も少しのんびりした様子で、

この日は麻布十番と元麻布をメインに撮り歩いたのだが、

どこへ行ってもハルジオンが撮り放題の日で楽しくて笑いが出そうだった。

よく似ているヒメジョオンとの見分けが難しく、

見れば見るほど分からなくなってしまうのだが、

かわいければどちらでもいい気がしてくる

(違いについてはこちらの記述が分かりやすいです)。

 


 

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ひとつ、残念でショックだったのが、実は前日に見ていたのだが、

子供のころに一番遊んだ児童公園の井戸(というか湧き水)が

埋め立てられてしまっていたこと…。

何十年もそのままであったのに、一体なぜ今になって…?と、

人が落ちるような井戸ではないので疑問に思わずにはいられない。

 

今までほとんど撮らなかったその井戸だが、つい先日行ったとき、

一瞬目を疑ったほど以前に見た夢を思わせる光景で、珍しく撮ったばかり

大昔に見たその夢もまた、今まで誰にも話したことなどなかったのに、

なぜかその少し前にネット上でしたばかりで…。

その光景を撮ったわずか1ヵ月後に見れば埋め立てられている。

ここでも、何か目に見えない導きを感じてしまうのは自分だけだろうか。

埋められてしまってもなお、石垣から滲み出す水のあとがせつない。

 

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体力にもフィルムにも余力があったので、久しぶりのレッドスケールに入れ替え、

このあと有栖川公園に向かった。

 

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2013/04/27

ハルジオンの日・1日目(32)

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GW初日、快晴。

 

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とはいえ今年の5月連休の並びは、元々火、水、木が出勤日の私にとっては、

普段とまったく、1日も変わりない、普通の休みと同じなのだった。

ただ、私が休みなだけで世間一般は働いているいつもと違い、

GW期間は町も休みだというのはラッキーなこと。

いくら自分が休みで写真を撮りに歩ける時間があるとはいえ、

平日、特に月曜は殺伐とした空気が町全体に漂っていて

撮るどころではなく歩いているだけで落ち着かない気分になる。

 

だから滑り出しのこの日が好天だったことでテンションも上がる。

予報ではGW中の赤い日は天気が崩れることはなさそうなので、

できれば全日、ちょっとずつでも撮りに行きたいと思っていた。

14日に予定している撮影のフィルム、フィルター、

カメラのテストもしたかったのでなおさら。

 

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この日のメインの目的は、フィルムのテスト。

オークションで落札した期限切れのものが前日届いていて、

それがずっと探していたフィルムかも知れないのでとても期待していた。

かも知れない、というのは、コニカミノルタのJXというフィルムと、

この業務用のカラーフィルムが一緒ではないかという記事を、

以前どこかで目にしたことがあったから。真偽は定かでない。

 

結果は、ネガスキャンでは、予想していなかったほど変色があり、

先日のレインボーか?!というほどほとんどの写真がピンクがかっていた。

分かっていればそれなりに活かした使い方もできそうだが、

今回はそのものの色を見たかったので、ピンクは抑えて補正。

おそらく常温保存での2008年期限のフィルムということをそれを考えれば

全然程度は悪くはないし、JXと言われればそんな気もしなくもないし…。

特に3枚目、5枚目の光、空気の表現と透明感はまさにJXっぽいのだが。

 


 

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この日のコースは、私の一番の地元である元麻布。

ここもとうとう、去年から今年にかけてだいぶ変わってきてしまったが

引越しも近づいているせいか、最近よくこちら方面に足が向く。

この日もほとんど、自分の原風景ともいえるお寺、公園とその周辺で撮った。

この一帯は当時でも、時代に取り残されたような風景だったが、

ここだけは、昔のままのものが今でもまだいくらか残っている。

 

 

カメラはニコンで、ニッコールのf1.2/55のレンズを試してみた。

前回も書いたようにこのレンズは程度が良いのだがなかなか出番がない。

というのも、非Aiのままでも、AFカメラ(ある程度古ければ)に装着できるのだが、

その場合はAEが使えなくなってしまう。

それだけならマニュアルでいいとも思うのだが、

マニュアルにしても露出計が動作しないのが非常に使いづらい。

(レンズの絞りがカメラ本体に反映されない)

だから写真によっては、えっ?と思うような露出のものがあった。

 

 

 

 

 

 

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2013/04/20

歌姫~Songbird~(32)

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Songbird

 

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知り合いのライブを撮らせてもらった。

アマチュアで歌っている子だが、ただアマチュアだというだけで実力は一流。

撮りながら、歌に、表情に魅了され続けた4時間だった。

 

Nikon F90X+Nikkor1.4/50にFujiのNATURA 1600とSUPERIA Venus 800、

CONTAX Aria+Planar1.4/85にモノクロのNEOPAN 400を入れ、

ディフューザーと色温度変換A、モノクロはソフトAのフィルターを使ったものがある。

 

ナチュラには今まで手を焼いていたが、色々調べた結果、実行感度400と考え

今回は手動でISO800に設定し、様子を見ながらプラス0.3~1の露出補正をした。

測光はスポットで行い、ほぼすべてのショットでAEロックを使用。

ネガからスキャンする際には、明るさはほとんど調整していない。

 



 

普段ほとんど人を撮る機会がないので当日を迎えるまで、

機材の選択に始まりプレッシャーとの戦いだったが、

当日には急遽メイクやスタイリングまで手伝わせてもらったり、

いざ撮りはじめると楽しく夢中になれたは彼女の魅力のおかげ。

とにかく、歌っているときの彼女の自然な表情から、

その場にいた人にも、いなかった人にも、

その歌声が伝わるような写真であればこれ以上嬉しいことはない。

 

 

 

 

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2013/04/15

Transformers(28)

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コサージュ

 

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この日のコースは、三田小山町から麻布十番。

正午前後だったので陽射しも強く、少し歩きづらかった。

レンズは久しぶりに使ってみたくなり、FDのf1.4を。

 

この、テクノカラーというフィルムはほとんど情報がないまま生産終了。

作例もないので、自分が現像してもらったときのインデックスぐらいしか

発色を判断する方法がないのだが、ベッタリ系ではあると思うのだが、

これといった特徴もなく、好みでもないので残念ではない。

ただ、使うとしたら晴れの日より曇りの方がいいかも知れないと思う。

在庫は2本残っているが、特に使いたいシチュエーションも浮かばない・・・。

 

 

 

 

 

 

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2013/04/14

Cradle -時のゆりかご-(40)

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時のゆりかごの中で

 

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しばらく前から行きたいと思っていた、新宿の暗渠に連れて行ってもらった。

ありがとう。

 

事前に非天然色東京画のigu-kunさんからアドバイスもいただいていたが、

思っていた以上に足元は悪い。ブーツにして正解だった。

獣道になっている落ち葉の部分も、所によっては足が沈む。

 

晴れて気温も上がるという予報だった天気を心配していたが、

若干押さえ気味で、期待していた通りほとんど曇り。

風はすごかったが場所柄もあり、撮ることにはそれほど困らなかった。

 

この暗渠は、ほぼ、写真で見ていた通りの印象。ラッキーだったのは季節で、

一面にハナダイコンが咲いていたのが幻想的だった。

思っていたほど人気のない場所ではなく、すぐ横の御苑を歩く人や、

近くの住人の方が犬を散歩させている姿が見られた。

 

フィルムは晴れでも曇りでも対応できるビスタに決まっていたのだが、

カメラで少し迷った。結局、一番使いやすいF-1に1.2/55を着け、

荷物にはなるが広角が欲しくなるだろうと、久しぶりにFDのズームも。

フィルムは最初ISO100、2本目で200を入れたが、最初から200で良かった。

 

失敗だったのはコースの事前調査で、もう少し歩けばまだ続きがあったのだが、

仕方ないのでそれはまた次の機会に・・・。

秋は秋で、落ち葉が積もって素敵だろうしね。

 

2本分で枚数が多くなってしまったので、大量の没写真が発生。

もったいないので、サイトに載せなかった分をこちらにアップ。

 

 



 
 

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2013/04/08

Label cafe(30)

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Label Cafe

 

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ここのところ、立て続けに撮らせてもらっているレーベルカフェ。

いつもは余ったフィルムなどで1、2枚や数枚撮るぐらいだが、

快く撮らせてくれるだけでなく、西日もきれいなのでぜひ撮ってください、

と言ってくれていたお店の方の言葉に甘えて、今回は、

このカフェを撮るためのフィルムと時間帯を選んだ。

 

少し淡い感じにしたかったので、フィルムは久しぶりのラッキー。

思っていたよりしっかりした感じの写りだったけど、まったく悪くはない。

 

 

 

 


レーベルカフェ

 

 

ここの造りは、本当にここに住みたいと思うほど素敵にできていて、

大きな曇りガラスの窓に向かって座っていたほかのお客さんも、

帰り際に「映画のスクリーンみたいでほんとに素敵」と言っていた。

閉店近くまで、店内に置いてある本や雑誌をめくりながら

ゆっくりすごす常連の方の姿が多いのもよくわかる。

 

 

 

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2013/04/07

期限切れ劣化AGFA ultra

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先日オークションで落札した、冷凍のアグフアウルトラだが、

なぜか前回よりも劣化がひどくて使い物にならなかった。

天気のせいもあるのか、特に階調の再現性が致命的。

暗部も、細部も潰れまくってしまっている。

 

 

 

 

 

上の4枚はいくらか程度のマシなものだが、下は救いようのないもの。

何度見返しても、というか見返せば見返すほど、このフィルムを使う気力がなくなった。

ウルトラの、ビビッドでありながら独特な滑らかさを持つ美しさは欠片も見えない。

テンションが下がるので、このフィルムはもう使うことはないだろう。

メインサイトにも今回に限りアルバムは載せていない。

 

 

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Pink Nostalgia -初恋-(28)

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サクラヒカル

 

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RAINBOW7。

 

PARADE100とともに、出回ったときからずっと気になりながら、

検索して作例を見るたびに色合いが好きになれないこと、

現像するラボが限られていることから、そのたびに見送ってきた、

世界一小さなフィルムメーカー(Tokyo gratzy)が作ったというマイナーフィルム。

今回は冷蔵品がオークションで安く出たのを見て思わず落札してしまった。

 

このフィルム、生産はもちろん、メーカーもすでにないので、

問い合わせて確認するとポパイは今でも現像しているとのこと。

貴重な1本目で、天候、質感、光など3日に分けて珍しくちゃんとテストした。

プリントはフィルムに合ったおまかせで、とオーダーしたのだが、

思っていた以上に赤、というかピンクがカブっていて驚いた。

使うのをためらっていた理由がまさにその発色だったので。

 

プリント補正 CB自動調整


 

今回はプリントからのスキャンで、その発色に忠実に補正したのだけれど、

あまりにきついピンクがどうしても嫌で、カラーバランスの自動調整をかけてみた。

(左がプリントスキャンのまま、右がスキャン画像を自動調整)

するとだいぶ色味が落ち着いて、それどころか見ているうちに

今までどうしてもしっくりこなかったこの色が好きになってきた。

 

青空を撮ったときのピンクはやはりピンとこないけれど、

曇天はなかなかいい色になるのではないだろうか。

タイミングが難しいが、朝焼け、夕焼けが撮れたらいいと思う。

1枚目の桜にソフトがかかっているのは、ちょうどそこに陽が当たっていたのと、

開放で明るい被写体を撮るとハロぎみになる0.95のレンズのダブル効果。

 

そして花。ピンク、赤の花を撮ると、癖はあるがだいぶ好みである。

実は桜が咲いている時期にはもう手元にあったのだけど、テスト前だったので

使うのはやめたのだが、ぜひ来年はこれで桜を撮ってみたいと思う。

それから予想通り、室内のタングステンにはもってこいの発色だった。

 

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