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2013/04/07

Pink Nostalgia -初恋-(28)

23

 

サクラヒカル

 

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RAINBOW7。

 

PARADE100とともに、出回ったときからずっと気になりながら、

検索して作例を見るたびに色合いが好きになれないこと、

現像するラボが限られていることから、そのたびに見送ってきた、

世界一小さなフィルムメーカー(Tokyo gratzy)が作ったというマイナーフィルム。

今回は冷蔵品がオークションで安く出たのを見て思わず落札してしまった。

 

このフィルム、生産はもちろん、メーカーもすでにないので、

問い合わせて確認するとポパイは今でも現像しているとのこと。

貴重な1本目で、天候、質感、光など3日に分けて珍しくちゃんとテストした。

プリントはフィルムに合ったおまかせで、とオーダーしたのだが、

思っていた以上に赤、というかピンクがカブっていて驚いた。

使うのをためらっていた理由がまさにその発色だったので。

 

プリント補正 CB自動調整


 

今回はプリントからのスキャンで、その発色に忠実に補正したのだけれど、

あまりにきついピンクがどうしても嫌で、カラーバランスの自動調整をかけてみた。

(左がプリントスキャンのまま、右がスキャン画像を自動調整)

するとだいぶ色味が落ち着いて、それどころか見ているうちに

今までどうしてもしっくりこなかったこの色が好きになってきた。

 

青空を撮ったときのピンクはやはりピンとこないけれど、

曇天はなかなかいい色になるのではないだろうか。

タイミングが難しいが、朝焼け、夕焼けが撮れたらいいと思う。

1枚目の桜にソフトがかかっているのは、ちょうどそこに陽が当たっていたのと、

開放で明るい被写体を撮るとハロぎみになる0.95のレンズのダブル効果。

 

そして花。ピンク、赤の花を撮ると、癖はあるがだいぶ好みである。

実は桜が咲いている時期にはもう手元にあったのだけど、テスト前だったので

使うのはやめたのだが、ぜひ来年はこれで桜を撮ってみたいと思う。

それから予想通り、室内のタングステンにはもってこいの発色だった。

 

19

 

24

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
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