Pink Nostalgia -初恋-(28)
サクラヒカル
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
RAINBOW7。
PARADE100とともに、出回ったときからずっと気になりながら、
検索して作例を見るたびに色合いが好きになれないこと、
現像するラボが限られていることから、そのたびに見送ってきた、
世界一小さなフィルムメーカー(Tokyo gratzy)が作ったというマイナーフィルム。
今回は冷蔵品がオークションで安く出たのを見て思わず落札してしまった。
このフィルム、生産はもちろん、メーカーもすでにないので、
問い合わせて確認するとポパイは今でも現像しているとのこと。
貴重な1本目で、天候、質感、光など3日に分けて珍しくちゃんとテストした。
プリントはフィルムに合ったおまかせで、とオーダーしたのだが、
思っていた以上に赤、というかピンクがカブっていて驚いた。
使うのをためらっていた理由がまさにその発色だったので。
今回はプリントからのスキャンで、その発色に忠実に補正したのだけれど、
あまりにきついピンクがどうしても嫌で、カラーバランスの自動調整をかけてみた。
(左がプリントスキャンのまま、右がスキャン画像を自動調整)
するとだいぶ色味が落ち着いて、それどころか見ているうちに
今までどうしてもしっくりこなかったこの色が好きになってきた。
青空を撮ったときのピンクはやはりピンとこないけれど、
曇天はなかなかいい色になるのではないだろうか。
タイミングが難しいが、朝焼け、夕焼けが撮れたらいいと思う。
1枚目の桜にソフトがかかっているのは、ちょうどそこに陽が当たっていたのと、
開放で明るい被写体を撮るとハロぎみになる0.95のレンズのダブル効果。
そして花。ピンク、赤の花を撮ると、癖はあるがだいぶ好みである。
実は桜が咲いている時期にはもう手元にあったのだけど、テスト前だったので
使うのはやめたのだが、ぜひ来年はこれで桜を撮ってみたいと思う。
それから予想通り、室内のタングステンにはもってこいの発色だった。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
| 固定リンク
最近のコメント