路地裏の花たち(30)
サキシフラガ
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
いつも色々な花を撮ることが多いですが、その分、
名前が分からなくて悔しい思いをすることも多いです。
この花も全然知らずに撮ったものなのだけど、
スキャンした直後に偶然ネットで見かけて名前を知った。
聞いたこともない、そして覚えづらい名前。
最近の品種はそんな名前のものが多いような気がする。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
さて、このウルトラ、最近オークションで落札したもの。
期限内に自分で購入してそのまま冷蔵してある在庫も減り、焦り始めてのこと。
一時期ほとんど出品が途絶えていたウルトラも、最近はちょくちょく見かけるが、
やはり常温(冷暗所との表記)のものが多く、冷蔵は値が上がりがち。
予算に少し余裕があるときに探すと、出ていたのは「8本まで可」とある冷蔵と、
今回使った冷凍10本セットだけだった。はじめは冷蔵に入札していたのに、
意図的かは不明だが、分かりにくい表記のため通常の倍以上に値は上がるわ、
8本全部買いたいのに、1本ずつ売れてまた出品・・・の繰り返し。
その間にこの冷凍品が出てきてしまったので迷った挙句、こちらを落札。
しかもその冷蔵品との相乗効果で、普段よりもかなりの割高になってしまった。
常温品ほどではないが、今まで冷凍品は避けていた。
理論では、フィルムは冷凍保管で品質が保たれるというが、
あくまでもきちんとした管理下でのこと。家庭の冷蔵庫の冷凍室で、
ジップロック程度の密封で何年も保管したものなど信用できない。
この写真も、どう補正してもまともな色が出なかった最悪の例。
ずっと以前に、期限内のもので冷凍保管していたウルトラの画像を見たことがあるのだが、
今回スキャンしてみて、まさにそのときのイメージが蘇ってきた。
青は濃く鮮やかになるが、全体に黒が被ったように強く、重くなる気がする。
(あくまでも私の印象ですのでご了承ください)
とにかく、目が覚めるようなウルトラの鮮やかさ、
独特な粒子のやわらかさがまったく発揮されないのだ。
そう、ビスタ200をただ濃くした感じとでもいうのだろうか・・・。
例の、ペンキで塗ったようなと表現される大胆なビビッドさが、
カラーの油性マジックの、安っぽい発色になってしまっている。
ただしこれはスキャン画像のみの感想で、インデックスしか見ていないが、
プリントすればそれほど問題ないのかもしれない。
そうだとしたら、いつもプリントスキャンするバラには使えるが、
ぶっつけ本番はやはり無謀だろうか・・・。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
この日歩いたのは、三田~仙台坂を上って南麻布(有栖川公園)、白金。
古川沿いに沈丁花が垣根のように咲いていたが、
今年の沈丁花は例年よりだいぶ早かったせいなのか?
香りが褪せてしまって全然香らなかったと思う。
普段、沈丁花は撮らないのだが、珍しい数についシャッターを切った。
こうして何年か撮り続けていると自然と年毎の花の違いにも気づくようになる。
ハナニラが小さく、花びらも貧弱な年があったり、
ハルジオンがやたら大きく、ピンクが多い年があったり、
バラがいやに大きく咲く年があったり。
特に震災後のこの2年は、そんな変化が大きく感じて、それが
有害物質のせいなのか、などと疑ってしまうのも仕方のないところだろう。
そんな有害物質がいかにも入っていそうな、あやしいペットボトルを発見。
触れたくもないと思うと同時に、やはりきれいだなと思ってしまう風景。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
| 固定リンク
最近のコメント