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2013/01/03

2013 だれもいない/かもしれない(28)

26

 

奇跡の一枚

 

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中野正貴さんの「TOKYO NOBODY」のパロディ、「だれもいない」を撮り始めて、6年目になる。

 

そもそもは、誰もいない道を撮ろうと思っていたわけではなく、

道を撮るのが好きで、車の少ない正月休みの早朝を狙って出かけたら、

せっかくだし、これなら誰もいない道路が撮れるのではと始めたもの。

 

05_2  12_2

15_2  20_3

 

最初の2年は意外とスムーズにそれらしい写真が撮れていたのだが、

年を追うごとに時間のタイミングが良くないのか、人の流れが変わったのか、

色々な要素の複合だとは思うが「だれもいない」瞬間が困難になってきた。

風邪を引いていたり、正月がものすごく寒かったり起きられなかったりと、

自分の体調や都合でうまくいかなかった年もある。

 

去年からは少し気を楽に考えて、車の1台、人のひとりやふたりは

遠目に入ってしまってもいいんじゃないかと(つまり、それまでは車だけじゃなく

人も一切入らない瞬間だけを狙っていたわけで、そのコンセプトで2本も撮っていた

最初の2年は今思えばまさに奇跡のようなもの)思うようになり、

タイトルもabout nobody(ほぼ誰もいない)から、no/somebody(誰もいないかもしれない)に。

もちろん何も写り込まないに越したことはないが、駐車している車はもともと除外。

困るのはハザードを出して停車している、納品やタクシーなど。

長い道で人が来てしまったら、移動速度が遅いだけに諦めざるを得ないことも。

以前、完璧さを求めていた時は交差点に30分粘って撮る、ということもしていたが、

今年は一か所の時間をできるだけ短縮し、通行量が増える前に撮る場所を増やすことにした。

 

信号何回も待って、「今だ!」と思った瞬間に後方から車や人がフレームインは当たり前。

今回で一番悔しかったのがまさにそれで、シャッターを切った瞬間に思わず声が出たほど・・・。

 

16_3

 

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コースは桜田通りを虎ノ門までくだり、さらに新橋へ。

あわよくば新橋駅周辺も・・・と思ったが、とても無理だった。

それを狙うなら、あと2時間は早くスタートしなくては(それも魅力的ではある)。

数枚、色が付いているのはユーロフィルター使用。

カメラはこのシリーズではオートの一眼にオートのズームレンズを使うのだが、

レンズがいつもと比べて暗いせいか、ブレている写真が多くてびっくり。

焦って撮っているので構図が適当なのは想定内にしても、手ブレは初めて(笑)

 

それにしても、ここ何年かの正月ではかなり暖かいほうで助かった。

風があったので耳は痛かったが、一応持っていっていたイヤーマフで凌げたし、

歩いている分には後半、汗をかくほどだった。

気温が低くてあの風だったら、とてもじゃないが新橋まで辿り着けていなかったと思う。

 

よければ是非、アルバムのほうもご覧ください。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトはこちら↓
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