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2012年7月の投稿

2012/07/30

夏の日(24)

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暑い!!

 

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暑すぎて外に出られず、思うようにテストができません。

暑いのはそこまで苦ではないのです。湿気さえなければ…

いや、あの陽射しが…紫外線アレルギーの身には拷問に等しい強烈さ。

アレルギーがない人でさえ、ここ数年の陽射しは強いと感じてるし、

アレルギーの人も急増しているみたいですね。

確かに私も20年前から比べると、年々悪化している気がします。

 

 

毎回休みのたびに、早朝4時5時台に出かけようとは思うものの

実際その時間に起きるとなるとこれはなかなか…。

ある意味、生活リズムができているので、逆に早く寝ることも難しい。

せいぜい8時に出るのが精一杯ですが、8時を過ぎると西日のような照り付け。

日陰はある程度涼しいのに、日向に出たとたん、断念。

諦めて夕方出直してみたり、そんなことを2~3度繰り返したフィルムです。

 

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この写真も弁天様の顔にピントを合わせたはずなので、どうも後ピンのような気が…。

やっぱりアリアよりは明らかに山はつかみやすいんですが。

引き続き、もう少し撮りやすい条件で試してみないとなんとも判断がつかない感じ。

 

28日は85mm、30日は50mmで撮りに行ってますが、50mmがさらに分かりづらい。

寄ってないせいもあるんだろうけど、もう撮るので精一杯というせいもありそう。

カメラを肩とか首にかけて歩けないのでずっと左手で持っているんですが、

85mmはSTに装着したときの重さがかなりのものなので、余計きつい。

F-1に135mmも相当重いんだけど、もしかしたらそれ以上かも…。

 

 

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2012/07/21

雨粒(24)

27

 

接触のせいなのか時々シャッターが戻らなかったり、

コマが飛んでしまったり、何かとアリアの調子が悪い。

なおかつ、フォーカススクリーンまで交換してもらったのだが、

それでもピントがつかみにくくて少し使いづらくもあって、

以前からそれとなく探していたSTの、程度もそれほど悪くなさそうなものを、

タイミング良くオークションで見つけて落札。

 

この間購入していたビスタプラス100のテストも兼ねて

週末は最低2日は撮りに出たいと思っていたのだが、生憎の天気。

もともと週末中、雨の予報ではあったけれど、

特に土曜日はいつ晴れてもおかしくないくらい空が明るかったので、

雨が上がってすぐの昼前に、意気揚々と家を出た。

 

ところがまだ数ブロックしか歩かないうちに、またぽつぽつと雨粒が…。

いったん戻りかけたが、傘も持っていたし天気の運には自信もあったので

またUターンしてそのまま歩くことにした。

 

11

 

そう歩かないうちにも雨足は強くなる一方だったが、

依然として空は明るいままだったので、

いつ止んでもおかしくないと思いながらも近場をうろうろしていた。

一の橋辺りに出た頃には土砂降りと言えるほど降っていたが、

それならと覚悟を決めて1本撮り終えるまで雨の中歩くことにした。

そもそも、一度雨の日に撮りたいと思いながら、

出れば晴れるという日が何度もあったので、

傘さえ持っていれば実は問題になるようなことはなかった。

 

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カメラのテストとしては傘を差したままの撮影だったので、

フィルムのテストとしては曇りどころか雨だったので、

どちらも結果を見るにはまったく微妙だが、一応その状況下での感想を。

 

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カメラ(Planar1.4/85装着)は、写真によってはピントが合っていないものがあるが、

傘を持っているからなのか、自分の視力か、レンズか、カメラのせいか特定できず。

ただ、ほぼ全部の写真が右上がりに傾いているのは、間違いなく傘のせい…。

Fスクリーンはアリアで交換したのと同じ水平スプリット・マイクロプリズム式なのに、

驚くほど見やすく、ピントがつかみやすい。

それから撮影に直接関係ないけど、シャッター音がいい。

 

フィルム(AGFA vista plus 100)は、今回はじめて購入、使用。

復刻版(vista plus)があるビスタは、オリジナルが底をついてから

使ってみればいいやと、頭から思い込んでいたのだ。

復刻版はやっぱりオリジナルとは違う、違うという評判をことあるごとに

目にしていたにもかかわらず、今までウルトラに意識が行き過ぎていて、

先に試してみることなど思いもつかなかった。

 

そして今回現像してみて…

 

やっぱり全然違うではないか。違いすぎる!

それも天気とツァイスという要素が関係している部分もあるかも知れないが、

どう考えてもオリジナルと同じ発色でないことは確かなようだ。

ちなみにスキャンでは、オリジナルのビスタに近くなるよう補正した。

 

今までむしろ、ビスタ100は早く使い切ろうと思っていた気持ちがどこかにあって、

振り返ってみると必要以上に消費していた時期があった。

数にしたらウルトラよりたくさんストックしていたはずなのに…。

取り返しがつかないほどもったいないことをしてしまったが、

せめて今残っている分はウルトラと同じくらい大切に使いたい。

そして一応、晴天下にF-1でもう一度プラスのテストをしなくては。

 

 

 

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結局、帰宅するころにようやく雨が上がるという、

おそろく過去に一度もないパターンの天候だったが、

雨とはいえ涼しかったこともあり、思いのほか楽しめた。

また機会があったら、雨の日の散歩も悪くない。

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2012/07/16

キミへの手紙(23)

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西へ

 

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15日はメールで人に方角を決めてもらい、西へ。

夕暮れ時だったのでちょうど良かった。

ただ、住んでいる場所と、徒歩という条件では、どうしても西方角が弱い。

夕日や夕焼けを見ようと思ったら車で出かけるか、

展望台並みに高いところに上るしかないぐらい弱い。

要するに、西側が開けた高台のような場所がないのだ。

一番その条件にあてはまるのは六本木の交差点かもしれない。

 

引っ越してから、西方向にでかけるのが非常に億劫なのだ。

六本木、西麻布、青山あたりに行くにはどうしても十番を越えて坂を上ることになる。

それがどうも山越え的な感覚になってしまう。

さらにそれらの場所は人も多いので、撮っていて疲れる。

やはり港区を歩くなら、十番に住んでいた頃が一番便利だったと再認識。

 

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この日は飯倉から外苑東通りに入り、鳥居坂上から裏道へ。

いつも撮る辺りから、南日ヶ窪~六本木ヒルズ~テレ朝通り。

1ヶ所だけ、空が抜けている場所に心当たりがあったので行ってみたが、

以前よりも狭くなってしまっていたのと、期待ほどすごい夕焼けにはならなかった。

その後、消防署を曲がって元麻布を通り、暗くなってきたので帰宅。

 

 

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17_2

 

東へ

 

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翌日、残りのフィルムを使いに、今度は東へ。

東というとほぼ問答無用で海の方になるが、

ものすごい陽射しと暑さだったので、それもいいかと。

 

海に出るにはだいたい3ルートを歩き分けているが、

この日は赤羽橋東から古川沿いに進む道を選んだ。

浜松町裏の小さなトンネルを抜けて東京ガスの横を進むと、海。

前回ちゃんと撮れなかった、古川が東京湾に合流するところも。

 

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暑さのわりに調子よく歩いていたのでまったく意識に上らなかったが、

この日は都内でも熱中症で倒れる人が多発。

自分も帰り道、急にペースが落ちて体調が悪くなってしまった。

おかげで後半の写真はほとんどないけれど、フィルム的にはちょうど良かった。

 

 

 

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2012/07/14

聴こえない声(30)

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行き場所を失くしたものたち

 

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前日の予報では、雨。

明け方まで、時おり注意報が出るほどの豪雨。

なのに朝は、晴れる予感があった。

かといってそのために早起きするほどの確信はなかったのだけど、

たまたま、早い時間に仮眠して5時半ごろに目が覚が覚めた。

アップロードしている途中で固まってしまった某写真SNSを

意地になってリロードしていたらなんと1時間以上が経過して7時すぎに…。

その時点ではまだ寝直すつもりでいたのだけど、

PCを落としてから外を見ると、晴れてきている。

仮眠とはいえ3時間ぐらいは寝てしまったし、なかなか行けなくなってしまった朝の散歩。

これはある意味、チャンスでもある。むしろあと1時間、早く気づいていれば…。

 

まあ、どちらにしても休みなんだし、と、急遽出かける決心をした。

気温は予報通り上がりそうだったので、できれば9時には帰宅したい。

いつにない速さで支度をして、一番手ごろに歩ける桜田通り~我善坊コースを選んだ。

 

朝の散歩もなかなかできないが、雨上がりの散歩はもっと難しい。

朝とは思えない陽射しと蒸し蒸しした暑さはかなりのものだったけど、

出会う被写体にもツキがあって、結果的にかなり満足できる散歩になった。

 

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世間一般で『ゴミ』と呼ばれる物たち。

不要になり捨てられた物、落とされて持ち主からはぐれたもの。

盗まれて置き去りにされたもの。

古くなり、取り壊されるもの。

誰の目にも留まらずひっそりと咲き、枯れていく者…。

 

私にとってそんな物たちは、大きな存在感を放つ『生』だ。

小さな小さな決心をしたおかげで、そんな『生』たちにたくさん出会えた朝。

 

 

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オマケ

 

Rose with 川崎ローズ

(本物のミニバラと、折り紙で折ったミニバラのコラボレーションw)

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2012/07/08

Lucky color(25)

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Lucky super 100 film test 4/4

 

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4本目のテスト。

 

今回もプラナーだけど85mmを使っちゃってる時点で、

ほとんどテストする気がなかったんだな…と今さら気づいた。

この4本は改めて、F-1+FD1.2/50でテストすることにしよう。。。

 

一応、この状況だけでスキャンして感じたのは、

ちょっと予感はあったんだけど、ラッキーカラーの200とはまったく別物!

青みが強いのは多分レンズのせいだから、普通に使えば、

かなり好みの発色&表現力ではないだろうか。

今回の4本の中では圧倒的にこのフィルムが好き。

そしてその4本の中でISO100はこのフィルムだけだから、

当然といえば当然の結果でした…。

 

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この前を通った時に「撮りたいな」と思っていた看板。

ラッキーなことにちょうど西日のライトが当っている時に行けた。

引きのショットがすごく気に入っている。

 

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この日は、久し振りに海まで歩こうと思って午後に出発したのだが、

三田通りから札の辻を越え、藻塩橋手前まで行って体調不良でUターン。

前半撮った写真は縦位置が多く、後半ガラッと少ないので、

そこからも気合~体調不良の変化が見て取れてちょっと面白かった。

(縦位置の写真は、気分が乗っている時や体調がいい時ほど多い)

そんなほんのちょっとの動作にも色々なことが反映される

「写真」というものは、やっぱりメンタルな作業なんだな、と思う。

ただ、帰り道で多少持ち直したのでその後十番に寄ってスナップ。

その日のうちに撮り終えて、営業時間ギリギリで現像もできたから良かった。

 

この日撮った写真は、レンズとフィルムの相性、絞り値、

そして珍しい時間帯だったことなどいくつかの要素からだと思うが、

なんとなく今までにない感じのものが多くて気に入っている。

 

それにしてもやっぱり青いなぁ。早くF-1で撮ってみたい。

しかし、このフィルムもいつまで手に入ることやら…。

 

 

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2012/07/02

日々(20)

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沖縄ではない。南麻布なのです。

 

efiniti UXI super 200  film test 3/4

 

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エフィニティ200のテスト。

 

このフィルムは富士フィルム製造が輸入用に販売しているOEM商品のようだ。

つまり日本で購入すると逆輸入ということになるが、

一定の品質は保ちつつ安価という保証がされているようなもの。

 

撮ってみると、想像していたよりも色が浅く、ノスタルジックな雰囲気も。

普通のフジフィルムの写りをイメージしていたのだけど、むしろソラリス系。

ソラリスよりは癖はないが、フジよりは使いやすそう。

 

というよりもあとから気づいたのだが、

ISO200でこんな感じの発色は見たことがないかもしれない。

100を使ってみたくなったのと、200のフィルムは基本どのブランドも、

まったく好みではない発色なので使いたくないのだが、

このフィルムなら使えることに気づいた。チェックチェック。

 

03

 

逆光も問題なく写っているが、順光でも空の色があっさりしている。

全体的に緑が強い気がするけれど、そもそもプラナーでフィルムテストが間違い。

いつもテストに使うF-1が使えなかったから仕方ないとはいえ、

多分今回の4本とも、もう一度F-1(FD1.2/50)でテストすることになりそう。

というか、ぜひそうしたい。

ただ、最近は次から次へとフィルムも製造中止になっていくから、

テストすること自体に意味がないのかも知れないが…。

 

この日は1か月以上ぶりの散歩になったが、

歩いたのは東麻布~三田小山町~南麻布区間のごくごく近場のみ。

出た時間が遅すぎて光が良くなかったこと、

館林で使って中途半端に残ったフィルムだったことが原因。

スキャンを見ると縦位置の写真の比率が以上に高く(ほぼ5割)、

撮る気満々だっただけに結果が不完全燃焼で終わっているけれど、

ある意味復帰戦にしてはそれでちょうど良かったのかもしれない。

 

 

 

 

 

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