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2012年5月の投稿

2012/05/25

ultra Rose '12(46)

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今年のバラは遅かった。

この2~3年、テレビで紹介されたおかげで私の穴場だったこのバラ園は、

季節になるとツアーバスが停まるほどの大賑わいになってしまった。

そのせいもあって、毎年車でだんなさんと一緒に行っていたのを、

ある早起きした朝に、思い立って下見がてら一人で電車で行ってみた。

あいにくその日は見頃どころか開花もほぼしていない状態。

多少早めだったとはいえ、例年ならとっくに半分くらいは咲いていていい時期。

作業をしていた方に尋ねてもそのようで、今年はだいぶ遅れているとのこと。

なおかつ、『力及ばずで申し訳ありません』とのお言葉…。

こちらこそ毎年楽しませてもらっている身なのでとんでもないです。

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さて、そのあとたまたま横浜在住の写真友達と久し振りにコンタクト。

状況を説明すると、なんと、開花状況をチェックしてくれるとのこと。

おかげで、下見のあとに立てていた予定よりも更に10日ほど遅らせ、

当日は見事にピークの状態で撮影に出かけることができた。

早い時間に出かけたので、公園に着いた時にはほとんど人もいない状態。

あの公園があんなに空いているのを見たのは、深夜過ぎ以外でははじめてで、

物理的にも撮りやすく、気分的にも集中できてとても良かった。

そのせいもあってか、毎年必ず1~2種は撮り忘れで結局わからなくなってしまう

品種名も、初めてパーフェクトに記録できたのも密かに満足…。

ただ、今年はいつもよりもっと花が奥まって植えられている気がした。

推測だけれど、去年など団体で来ている人たちが平気で柵を越えて

カメラを構えている姿を何度も見かけたのでそのせいもあるのでは…。

普段の写真ならコスト削減のためにフィルムからスキャンするところを、

このフィルムでバラはどうしても色が出せないので久しぶりにプリント。

やっぱり、ウルトラ(に限らずフィルム)は、プリントしてこそ!だと思った。

そして意外にも、F1のみでバラを撮るのはこの日がはじめて。

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2/3ほど撮ったところで、前述の友人と無事に合流。

天気もずっと晴れ/高温予想だったのが、当日になってみると希望通りの曇り。

さらに、撮り終わって帰るころに降り出すというタイミングの良さ…。

後日、また違うバラ園があるという情報をもらって、次回は秋にでもと相談中。

またよろしくお願いします!

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2012/05/19

トーキョークルーズ(34)

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Technokolor 200 film test 2/4

 

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川→海を撮った時に気になっていた水上バスに乗りたい!と、

この日は自宅から一番近い水上バス乗り場、日の出桟橋へ。

もちろん徒歩で。

クルーザーも竹芝から出ているけど、前述の通りの経済状況なのでそれは無理。

まずは日の出←→浅草間の水上バスということで…。

 

最初は日の出から船に乗って浅草に行って電車で帰宅、

というルートを考えてたんだけど、どうせ船に乗るなら夕焼けが見たい!

あわよくば水上で、時間が合わなくても桟橋のどこかで夕焼けが見られるかなと、

行きは電車で浅草へ行き、そこから最終便に乗って日の出に戻ることにした。

 

さて、15時ごろ到着した浅草は、すごい人出と活気…。

確かに川沿いにも人が多くて、これはスカイツリー見物か?

なんて言ってたんだけど、なんとなんと、三社祭真っ最中だったんですね…。

普段浅草界隈にはとんと縁がないのと興味もないのとでまったく知らなかったし、

提灯が上がってておかしいね~なんて言ってたほどで、気づくまでにも少し時間が。

むしろ、三社だと事前に知っていたら、行くのさえ延期してたと思う。

またしても偶然のタイミングに感謝。

 

07

 

00 03

 

その上、翌日の20日が東京湾開港記念日、週が明けて22日はスカイツリーのオープン…

いつもの如く、まったく意識していないのに催事、祭事に呼び寄せられたかのような…。

天気は期待と予報を裏切って曇ってしまったけど、あとから現像を見れば、

晴れていたら逆に面白みのない写真になっていたような…と思わせる仕上がり。

 

 

いつもいつも、すべての偶然とは思えない、タイミングに感謝。

 

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この日入れていたフィルムも実は先日購入した初物だったんだけど、

さすがにこの天気と被写体ではテストにはならず。

また日を改めて、フィルムテストしてみたいと思います。

 

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2012/05/13

test(25)

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dm Paradise 200 FilmTest1/4

 

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先日、とうとう在庫が底をついたのでフィルムを購入。

この場合の在庫というのは、日常使えるフィルムという意味で、

製造中止の貴重なものや、そんなにしょっちゅうは使わないモノクロ、

ポジ、ブローニーはまだ多少残っている。

そしてそんな状態にもかかわらずなかなか補充できなかったのは、

ただでさえ貧困な経済状態が、最悪といえるほど落ち込んでいるから。

このところ撮る気が出たのはいいけど、いい気になって撮っていたら

フィルムどころか、現像代まで捻出できない事態になっていた…。

 

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とまあ、そんな愚痴はそこまでにしておいて、新しいフィルムのこと。

今回、使ったことのないフィルムを4種類購入。

その中の1本が、今回のparadise 200。

 

できれば初めてのフィルムの時はしっかりプリントまでして色を見たいんだけど、

なにせそんなような財政難なので泣く泣くインデックスだけでお茶を濁すも、

さすがに分かりづらくてなんとも判断し難いことになってしまった。

 

さらにこのフィルム、というか今回初の4種類とも、

とにかくネットでも情報が出てこない。

仕方ないからとりあえず自分が買って現像してみるか…と、思ったはいいけれど、

そんな状態なので「こんな感じかな?」としか分からない結果に。

 

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感想は、なんとなくパラダイスという名前から想像していたより、

ずっとあっさりした色味と発色。時間帯も正午前後の晴天日で、

これでもか!!という日差しだったのにこの落ち着いた色。

緑が強い。黒も若干強い。いや、黒が強く感じるのは200だからかも。

そもそもISO200って、どのブランドでも一番嫌いな色と質感だから、

欲しいフィルムのISO100はほとんどが売り切れだったから仕方なく

残っていた200ばかり買うことにしたんだけど、それでテストしても

あまり意味がないと気づいたのはだいぶあとからだった…。

 

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なのになんかの拍子でこんなに派手でべったりした色のものも…。

朱系だとこうなるのかな?200のせいもあるかも?

 

21

 

どちらにしても、このフィルムに関してリピはないと思う。

でもやっぱり、100が手に入ったら一度は使ってみたいかも。

別のフィルム??って言うほど、いい写りをしないとも言い切れないから…。

 

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2012/05/11

Blue RIVER(42)

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多分私は、海よりも川が好きだ。川が身近にあったせいだろうか。

 

古川という川は、子供の頃はどぶ川に近い扱いをされていた。

高度成長期辺りから生活排水だけでなく、

町工場の工業排水も垂れ流しだったせいだろう。

もっと昔、義理の父の子供の頃は、川に入って遊んでいたらしいが、

確かに、特に梅雨時から夏にかけては、悪臭が漂っていた記憶がある。

そして今でも、特別きれいな川では決してない。

まして田舎の川のイメージから比べれば、まったく違うものだと思う。

それでも、鯉が住み、カモやサギ、セキレイがくるまでには復活した

(現在は落合水再生センターで高度処理した再生水を送水しているとのこと)。

古川(渋谷川)についての詳細はこちらこちらもどうぞ。

 

川、というか水の流れている場所に、どういうわけか惹かれる。

橋を渡るときについつい、川を覗き込んでしまう。

そこには得体の知れない何かがいるような気がして。

だから古川にかかる橋を渡る時も、必ず一度は川を覗く。

夏は夏で、独特の磯臭い匂いで季節を感じてほっとする。

今は長い工事に入ってしまった一の橋公園の橋の、

定時の噴水に至っては、時々わざわざ見に行くほど好きだった。

木の橋と紫陽花、そして最初の頃の木の船は素敵な景色だった。

 

そんなに好きな川にも関わらず、古川が海に注ぐ場所を見たことがなかった。

むしろ古川は古川であって、当然海に繋がっているのは知っていても、

ほとんど流れのない川を見てきたからか、どこにも行き着かない、

細長い池のような感覚だったのかもしれない。

そんなわけで、この日は古川が東京湾に流れ込むところを

見に行こうと思い立ったのだった。

 

 

赤羽橋から首都高の下を、古川に沿って芝園橋、将監(しょうげん)橋、

金杉橋と進んで行き、浜松町で小さなトンネルを通って山の手線を越えると、

しばらく川がフェンス越しに見え隠れしてしまう。

そしてそれが過ぎた場所が、海だった。

 

それを目の当たりにした瞬間、感動を覚えた。

どこにも行き着かないと思っていた川、古川は、

ちゃんと海に辿り着いていた。

 

 

 

この日は、わざとタングステン用のフィルターをつけて撮ったので

写真では分かりづらいが、ものすごい陽射しの晴天だった。

時間帯もちょうど正午過ぎで、風があったせいで歩けたが、

トップライトの港では携帯で写真を撮ってもモニタがまったく見えないほど。

 

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こんな晴天で風がある日、陽射しさえ辛くなければ、

海上はさぞ気持ちいいことだろう。

 

 

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2012/05/04

赤の世界/雨上がり(25)、(23)

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4月29日の最後の方でフィルム切れして入れてしまったレッドスケール。

直後にカラーでぜひ撮りたかった被写体を見つけてしまってショックだった。

その日は少し撮っただけだったので、5月4日に消化も兼ねて持ち出し。

 

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この日はとにかく天気が不安定で、前日もだいぶ降ったのだが、

朝早い段階では今にもまた降りそうだった。

レッドだしちょうどいいので、降るつもりで傘も持って遅い午前中に出発。

海の方へ行くつもりだったのだが、雨の後のせいもあり、予定外にも

家周辺でけっこうフィルムを使って、赤羽橋で最後の数枚になった。

そして最後の1枚を撮るか撮らないかのタイミングでポツリと雨が。

持っていた傘は折り畳みだったので、今降り出すならいっそ、

ちゃんとした傘を持って出かけようと思っていったん帰宅することにした。

 

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カラーに入れ替えて撮りながら戻る途中、なぜか真夏の陽射しに…。

降ると思っていたくらいなので逆に、日光対策をまったくしていなかった。

紫外線アレルギーで、対策せずに日光に当たると大変なことになる。

迷った末、この時間帯は諦め、夕方出られたら出ることにして帰宅した。

結局晴れたり曇ったりで、ザッと降ったりもしたので、

あのまま出かけていたら服装や装備もどっちつかずで困っただろう。

 

夕方、ふと外を見ると天気も落ち着いて気持ち良さそうだったので、

タイミングも良かったのでさっき入れ替えたカメラを持って出かけた。

 

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すると、すっかり忘れていたスーパームーンの前哨戦が…。

雨上がりの夕空に、大きな上弦の月を見ながら、

新一の橋→六本木ヒルズ前までのんびり歩いて、また戻った。

 

 

 

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