微睡みの町(33)
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撮りたい場所もイメージもわかず、梅雨だし曇ってるしとりあえず、
最近撮ってないモノクロかなぁ…と思っていて、ベビーにいきついた。
このレンズを使うのもだいぶ久し振りだけど、ふと考えてみると、
ベビー×モノの組み合わせで撮ったことってなかったんじゃないだろうか。
ちょっといかにも過ぎるからと思って、敬遠してたんだっけ?
それすら覚えていないので、今回は迷わずその組み合わせに決定。
本当はモノクロで思い浮かんだフィルムはAPXだったんだけど、
ベビーに合うフィルターを持っていないのでSHDに。
APXは次回、アリアで撮ってみようかな。もちろんR2かけて。
ところで、久々に使った影響でちょこちょこ検索してたら、
最近のベビーってすごいことになってたんだね…。
見なければ良かった。
なんですかーこの光学交換システムってぇー………。
あたしのなんて、型絞りリングすらボール紙の手製なのに…。
ホルガも初代機種だったおかげで改良にだいぶ苦労したし、
いつもなんだか損した気分、というか実際に損してる気がする。
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さて、この日のコース。
三田通りの芝側を歩いて慶応東門(旧正門)の前を過ぎ、
そのまま、まっすぐ札の辻を突っ切って芝浦へ突入。
一応珍しく折りたたみ傘など持参してはいたけれど、
雨が降り出しそう、というか実際に少しパラついたのと、
なんと余分なフィルムの持ち合わせがなかったので
そんなに遠くまでは行けなかったのが残念。
だけど引き返した時の札の辻の橋のたもとで、ちょうど電車が通過してラッキー。
そういえば、電車を撮ったのはこれが初めて。
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ベビーはもう、せっかくの3Gなのに(現行モデルだとコントロールフリーク)、
撮る時に一度もピントロックなどしなかった。なのに、撮りながらの、
こんなに適当なピント合わせじゃさぞかしボケボケなんだろうな…
という諦めに近い予想を見事裏切り、逆にびっくり。
オートのカメラでさえ、フィルム1本につきたいてい1~2~3枚ぐらいは、
技術的に使えない写真が入ってることがほとんどなんだけど、
そんな撮り方の今回に限って36枚全部使えるという…。
こんなことならそもそも買う段階で、オリジナル(現行だとミューズ)で良かったのに。
撮った写真とは別の次元で、なんだかちょっと切ない気持ち。
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基本的に海の近くなので、橋とか川とかトンネルとか、怪しい場所が多くて
いつもとはちょっと違うドキドキがあって短いながらも楽しい散歩でした。
橋の下の川の水をのぞき込むと、いつも何か未確認生物が出てきそうな気がして、
撮ることの多い古いもの、古い町並みとはまた違った魅力。
アルバムに何枚か入っているカラーは、モノにするために、
55に残っていたフィルムをベビーで消化したもの。
やっぱり天気がそんな感じだったので、ビスタの発色が良くなかった。
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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトも♪
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