タイム☆トンネル(46)
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大阪から遊びにきていた友達に、前々から見せたかった鏑木清方の絵を見せついでに鎌倉へ。
当日、起きたときから頭痛があったのだが、薬を飲んで出発。
電車の中ではだいぶ良くなりそうな気配だったのだが、
鎌倉に着いて歩いたり陽差しを浴びたりしている間にピークになってしまった。
休憩したり、薬を飲み足したりしたが、前半はところどころ意識が飛ぶほど絶不調。
このままでは電車で帰ることさえできないんじゃないかと不安で仕方なかったが、
どうにか後半は持ち直して、予定をクリアすることができた。
そうなると、前半、特に名月院での体調不良が悔やまれて仕方ない。
鏑木清方記念館や小町通りの外れにある雑貨店が第一目的だったので、
鎌倉駅で降りて目的をこなし、余裕があれば北鎌倉までお寺を見ながら
歩こうかと思っていたのだが、どうせなら最初に北鎌倉で降りて歩き、
最後に雑貨を見て鎌倉から帰る予定に変更していたのが正解だった。
正午過ぎに北鎌倉で降りると、小さな駅を囲む木々が輝くほどの晴天。
梅雨の直前で一番緑の濃い季節。歩いてすぐの東慶寺に入ると、
正午で頂点にある太陽が高い木々を上から照らし、まさに木洩れ日のシャワー。
頭痛も一瞬忘れる。
途中、廃屋になった建物の鉄骨や古い窓ガラスの柄を楽しみながら、
続いてその並びにある浄智寺へ向かう。友達はリスを見て大興奮。
ただし頭痛が悪化してきて、少し山道を登る本堂へ行くのは断念した。
落し物を見つけると、彼女の影響で必ず撮るんだけど、
この日は一緒にいるときにこんなにかわいい子に遭遇。
次は楽しみにしていた名月院だったが、天気が良すぎて陽差しにあたるほどに頭痛もひどくなり、
意識も朦朧としていたのでほとんど写真は撮れなかった。
食事をして薬を飲み、扇ヶ谷トンネルを抜けて鶴岡八幡へ着く頃には頭痛も若干快方に。
この上天気と気持ちのいい季節にも関わらず、それほど込んではいない。
平日万歳である。
ここで食べたソフトクリームが絶品で(食べる前に撮ることは思いつきませんでした…)、
そのおいしさのあまり、頭痛がだいぶ飛んだ気がする。
舞殿の屋根の色と、ずらりと並んだ鳩の対比がとてもかわいかった。
鏑木清方記念美術館は、去年六本木で見た清方展よりだいぶ小規模で、
見せたかった絵もなくて残念だったが、お土産も買い満足。
小町通りをぶらぶら歩いて、お互い、物欲との激しい戦いをしながらため息の嵐。
ようやく第二の目的の雑貨店へ…。ここでもまたため息合戦を繰り広げた。
このあたりでやっと頭痛もほぼ治り、写真も撮れてだいぶ満足。
頭痛さえなければ、天気から季節からパーフェクト。
帰りの電車も遠足気分で、ここ何年かで一番充実した一日だった気がする。
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