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2011年5月の投稿

2011/05/21

薔薇の名前(50)

 

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久し振りのバラである。

見返すと、2009年の秋以来。1年半以上振りということに。

 

場所は横浜。ここでバラを撮るのは2年振り。

毎年撮りに行っていた頃は明らかに穴場だったこのバラ園も、

2008年にNHKで紹介されてからガラリと様子が変わった。

だけでなく、3年経った今では、観光ツアーのルートになっていた。

 

本当はこの前週に行くつもりだったのだけど時間の都合がつかず、

一週ずらして5月21日にしたのだが、花はやはりピークを過ぎていた。

ただ、数だけはすごかった。ほとんどの花が開いている状態だった。

そしてその数と同じぐらいの人がいた。まさに黒山の人だかり。

ロープの仕切りをまたいで堂々と撮っている人も何人か見たが、

その人数の多さからすれば、総じて秩序は守られていたと思う。

 

そしてもうひとつ。

ほとんどの花が、異常な大きさだった。

もともと大輪を咲かせる種類のバラも、程よい大きさの種類のバラも、

ほとんどの種類のバラが「大輪の花」を咲かせていた。

これは去年あたりからバラに限らず気になっていたのだが、

地球の温暖化、猛暑、そして比較的寒くなかった冬、の、影響だと思う。

街中を歩いていても、花屋の店先でも、大輪のバラ、

大輪のチューリップ、大輪のダリア、大輪のラナンキュラス…

などがやたらと目に付いてしまう。

 

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フィルムは2本。アグフアのウルトラを。

今まではいつも花を撮りに行くときに意気込みすぎて、

三脚はもちろん、モノクロ用にとか、ポジ用にとか、ホルガでとか、

カメラをもう1、2台に、ミラーレンズなどの換えレンズ、

何種類かのフィルター、フィルムを4~5本持ってという重装備だった。

それに比べると、カメラ1台、レンズ2本にそれぞれマクロフィルター、

フィルム3本だけという今回はかなりの軽装で楽だった。

しかも1本目は85mm、2本目は50mmで撮るだけという単純化。

Fスクリーンを交換していただいてからピントが合うようになり、

特に50mmの方が格段に撮りやくなっていた。

おかげで、没を選ぶのがさらに苦行になるという副産物…。

 

今年のはじめ、撮っている最中に突然カメラが動かなくなったので、

ついでにずっと気になっていたピント精度も診てもらうことに。

お願いしたのは、以前、この記事でも書いた、カメラのドクターことCROWさん。

今回もお忙しい中、丁寧に対応してくださいました。

そのうえ、低料金なのが本当に貧乏人にとっては助かります。

低料金過ぎて心苦しいぐらいですが・・・。

いざとういうときにすぐに何でも相談できると思うだけで心強く、

私にとってはまさに「ホームドクター」のような存在です。

CROWさんのブログはこちら。

 

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27  44_2  47

05  40  18

36  09  37

13  43  32

 

さて、天気も味方してくれて、家を出るときには陽差しが痛いほどだったのに、

横浜に着いた時には、花を撮るには絶好の曇り空になっていた。

おかげで暑くもなく、海風がさわやかで本当に気持ちのいい一日だった。

 

バラは1種につき1枚しか撮らないことがほとんどなのだけれど、

『熱情』、『カズエ』、『マチルダ』が必ず複数枚ある。

特に熱情は、分かっていながら4~5枚は撮ってしまうバラ。

そして一眼レフで1種撮る毎に、携帯のカメラでネームプレートを撮り、

双方をあとから順番に照らし合わせて名前を確認するのだが、

どれだけ気をつけていても必ず名前が抜けているバラがある。

未だに、一度もパーフェクトだったことがない。

1種撮る度にそれを心の中で確認していた今回でさえそうだし、

反射でほとんど見えなかった携帯のモニタのおかげで、

撮ったのにどうがんばっても解読できない名前のバラもあった。

 

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撮れそうな花をほとんど撮ってしまってもフィルムが余ったので、

中華街をぶらぶらしながら消化。

 

さて、いつもウルトラでバラを撮った時に悩む、データ化だが。

今回はプリントスキャンにしたくて探したもののいい店が見つからず、

諦めかけていたらロモがネガの現像をはじめていたので、

試しついでに出してみることにした。

思っていたよりすぐに仕上がってきて、発色も良かったが、

ちょうどいつも出す地元のミニラボも新しい機械に入れ替えだった。

現像だけでも時間が今までの倍かかるようになってしまったが、

こっちのマシンのプリントも見てみたかったなぁ。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトも♪

 

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2011/05/18

タイム☆トンネル(46)

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大阪から遊びにきていた友達に、前々から見せたかった鏑木清方の絵を見せついでに鎌倉へ。

 

当日、起きたときから頭痛があったのだが、薬を飲んで出発。

電車の中ではだいぶ良くなりそうな気配だったのだが、

鎌倉に着いて歩いたり陽差しを浴びたりしている間にピークになってしまった。

休憩したり、薬を飲み足したりしたが、前半はところどころ意識が飛ぶほど絶不調。

このままでは電車で帰ることさえできないんじゃないかと不安で仕方なかったが、

どうにか後半は持ち直して、予定をクリアすることができた。

そうなると、前半、特に名月院での体調不良が悔やまれて仕方ない。

 

鏑木清方記念館や小町通りの外れにある雑貨店が第一目的だったので、

鎌倉駅で降りて目的をこなし、余裕があれば北鎌倉までお寺を見ながら

歩こうかと思っていたのだが、どうせなら最初に北鎌倉で降りて歩き、

最後に雑貨を見て鎌倉から帰る予定に変更していたのが正解だった。

正午過ぎに北鎌倉で降りると、小さな駅を囲む木々が輝くほどの晴天。

梅雨の直前で一番緑の濃い季節。歩いてすぐの東慶寺に入ると、

正午で頂点にある太陽が高い木々を上から照らし、まさに木洩れ日のシャワー。

頭痛も一瞬忘れる。

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途中、廃屋になった建物の鉄骨や古い窓ガラスの柄を楽しみながら、

続いてその並びにある浄智寺へ向かう。友達はリスを見て大興奮。

ただし頭痛が悪化してきて、少し山道を登る本堂へ行くのは断念した。

 

落し物を見つけると、彼女の影響で必ず撮るんだけど、

この日は一緒にいるときにこんなにかわいい子に遭遇。

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次は楽しみにしていた名月院だったが、天気が良すぎて陽差しにあたるほどに頭痛もひどくなり、

意識も朦朧としていたのでほとんど写真は撮れなかった。

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食事をして薬を飲み、扇ヶ谷トンネルを抜けて鶴岡八幡へ着く頃には頭痛も若干快方に。

この上天気と気持ちのいい季節にも関わらず、それほど込んではいない。

平日万歳である。

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ここで食べたソフトクリームが絶品で(食べる前に撮ることは思いつきませんでした…)、

そのおいしさのあまり、頭痛がだいぶ飛んだ気がする。

舞殿の屋根の色と、ずらりと並んだ鳩の対比がとてもかわいかった。

鏑木清方記念美術館は、去年六本木で見た清方展よりだいぶ小規模で、

見せたかった絵もなくて残念だったが、お土産も買い満足。

 

 

小町通りをぶらぶら歩いて、お互い、物欲との激しい戦いをしながらため息の嵐。

ようやく第二の目的の雑貨店へ…。ここでもまたため息合戦を繰り広げた。

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このあたりでやっと頭痛もほぼ治り、写真も撮れてだいぶ満足。

頭痛さえなければ、天気から季節からパーフェクト。

帰りの電車も遠足気分で、ここ何年かで一番充実した一日だった気がする。

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