« 存在,非存在(28) | トップページ | 路地裏の花たち(35) »

2011/02/01

楽園-忘却のEden-(32)

10

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

09 11_2

 

この放置された感じと、傾斜路の下の昭和のままの空気が、いつも楽園に見える。

この日は、それまで見過ごしていた、さらに奥まった空き地に足を踏み入れた。

 

14 15

最初、遠目では普通に駐車しているのかと思ったのだが、

持ち主なのか盗難なのか、タイヤは4輪ともパンク、錆と埃に覆われたベンツ。

さらにその後方に夏みかん?が生っている木の下に、

動物の形に見える岩があるな、とこれも遠目で認識していると…。

 

ゆっくりと近づき、ある距離まで行って思わず一瞬ハッとしてしまう。

ただ、自分の家に兄弟がいるので、すぐに納得した。まさに『生き物』の気配。

38

 

 

19 21

この場所のすべての居心地が良すぎて、危なくここから離れられなくなるところだった。

まだ歩き始めて序盤だったので、後ろ髪を引かれつつこの場を離れる。

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

25

絵になりすぎているガードレールとゴミ箱、ほうき。

26

 

31 32

自転車やバイクなどの乗り物、椅子系はどうも人に見えて撮ってしまうのだが、

自分が猫よけのペットボトルもそう見ていることに、つい最近気づく。

ここにも、自分たちの意思ではないにも関わらず、

置かれたままに楽園を作り出しているペットボトル家族がいた。

 

 

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 

アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。携帯サイトも♪

 

Qr

 

|

« 存在,非存在(28) | トップページ | 路地裏の花たち(35) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 楽園-忘却のEden-(32):

« 存在,非存在(28) | トップページ | 路地裏の花たち(35) »