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2010年2月の投稿

2010/02/14

Camera and lens test(30)

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オークションでプラナーを手に入れたのだが、カビ、クモリありのジャンク品。

メンテナンスに出すとちょうど同レンズ美品の相場と同じくらいの金額で落札した。

プラナーにはMMとAEがあり、AEは絞り優先AEとマニュアル露出に対応、

MMになるとAEの機能に加えプログラムAE、シャッター速度優先AEに対応する。

さらにこのあとにAEJ、MM(G)などと書かれているのは、Japan、Germanなど生産国。

 

当然、AEの方が先に作られたレンズなのだが、MMよりも写りが良いと言われ、

私はシャッター速度優先で撮ることはほとんどないのでAEで充分なのだが、

人によってはMMにAEのレンズを付け替えて使っているようだ。

 

この日のコースは、東麻布から環状三号線沿いに歩いて三田小山町へ。

それから二の橋を渡って仙台坂を上り、裏手を撮りながら有栖川公園へ。

そのあと元麻布を回って帰るという、定番のルートにした。

 

このレンズ慣れていないからなのか、ピントが甘い。

もしくは、レンズ自体のピントが若干後ピンなのかもしれない。

清掃もあわせてメンテナンスに出したいのだが、予算の都合で当分無理。

 

期限切れの兆候が出だしたウルトラの粒子の粗さのせいで分かりづらいが、

ボケ感、抜けはいいと思う。20番は絞って試してみたが、

それ以外は最大開放値の1.4で撮っている(PLフィルター着用)。

FDの1.4よりも明るい印象だった。

ウルトラの期限切れのテイストはそんなに好みではなかったのだが、

今回の写真を見るとなかなか悪くない、と思えてきた。

とはいえ、このフィルムがもう手に入らないことが、改めて残念で仕方ない。

持っている在庫を使い切ったときのことを考えると憂鬱になるほど。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2010/02/07

SPEED★STAR(32)

24

 

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2月から3月にかけて、アーティストを撮る機会があった。

幼稚園~中学校まで一緒だった、今年でデビュー18年になる幼馴染み。

 

人物は撮らないの?とたまに訊かれる。

撮りたくないわけではないのだが、撮りたい人が思い浮かばない。

モデルの友達もいるし、言えば快く撮らせてもらえるのだけれど。

今回のお誘いは魅力的だったので、ぜひにと、逆にお願いさせてもらった。

 

撮影日数は、初日の試写を含めて3日間。5種類のフィルムを使った。

スナップ以外で人物写真を撮るのは初めてのことだし、

それが私の技術で銀塩となるとなかなかプレッシャーを感じる。

天気の影響もあって、彼の予定よりも時間を取ってしまって申し訳なかった。

 

撮影は、東京タワー、麻布十番、有栖川公園など、地元でというコンセプト。

最終日、私たちが卒業した小学校を通りかかったとき、ダメ元で訊いてみようか?

と意見が一致して、撮影させてもらえるか頼んでみた。

たまたま校長先生がいらしたのでお願いし、卒業者名簿まで確認してもらったのだが、

思った通り、商用目的での使用許可は出なかった。

私用目的なら、と、快く言ってくださったので、私が個人的に公開するには問題なく、

校庭で何枚か写真を撮った。私のテンションだいぶ上がっていたらしい。

あまり懐かしく思う学校ではなかったのに、いざそこに立ってみると、

自分では想像もしていなかった不思議な気持ちになった。

また、普段ほとんどひとりで撮り歩いている私にとっては、

同じ時間を過ごした友達と同じ時間を過ごした場所を見て、

あそこには何があったよね、あそこにはあれが生ってたよね、という、

ものすごく狭い範囲の記憶の共有がなんだか妙に楽しかった。


30

 

撮影の初日には、世界でたった1軒という万華鏡の専門店がある。

 

万華鏡専門店になる以前は昔館という飲食店で、深夜たまにお茶を飲んだり、

万華鏡専門店になっても最初のころは何度か買い物もしたが、

最近は専ら、通り掛かりにショーウィンドウをのぞいて楽しませてもらうだけになってしまった。 

しかし、頼んでみるとこちらも快く店内での撮影の許可をいただいた。

KALEIDSCOPE 昔館

 

04

 

ほかにも彼のご両親がいる実家での撮影、私の家で犬に邪魔されたり、

同じく中学校の同級生であるだんなさんと久し振りに会って話が弾んだりと、

終始和やかで気を使わない撮影をさせてもらった。

 

私のサイトのアルバムには、CD、写真集では使わない写真の中から、

私が気に入っているものをピックアップして掲載した。

クロスで撮っているものは1本のみだが、フィルムそれぞれの色合いがかなり違うこともあって、

アルバムカテゴリは「ちぐはぐな色たち」とした。

青被りを期待していたプレシーザが緑になって意外だったが、

結果的にはそれで良かったと思う。

時間の関係でプレシーザのみ1本撮り切ることができず、残りは近所の公園で消化した。

 

29

 

なお、アルバムタイトルの「SPEED★STAR」は、私が好きな曲のタイトルが思い浮かんで借用したもの。

実際の曲のタイトルは「SPEED☆STAR」で、星の部分が白抜きになっている。

ちなみにこのCDのジャケットの人形は彼の手作り!子供の頃から絵のうまかった彼。さすがです。

41wqmz7cw7l_3

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2010/02/06

rough sketch(20)

03

  
  

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2月11日。久し振りに、F-1にウルトラを入れて・・・

出かけたものの、期待していたほどの被写体には出会えず、

なんとも不完全燃焼で早めに切り上げた。

 

それからも色々なことが重なってなかなかF-1の出番がなく、

1本撮り切るのに1か月以上がかかってしまった。

細切れで撮っているので、途中どれがいつのものかも分からないが、

自宅周辺、六本木ヒルズ、有栖川公園で撮った写真がほとんど。

 

出来上がりを見ると、冷蔵保存していたフィルムにもかかわらず、

粒子の粗さと暗さを見る限り、期限切れの影響が出てしまっている。

ウルトラのほかのフィルムも試してみないとなんともいえないが、

いよいよこれも諦めなければならなくなる時がきたのだろうか。

これに代わるフィルムがないだけに、非常に残念。

ウルトラの期限切れテイストはそれほど好きではないので、

今のうちにたくさん撮っておいたほうがいいのかも知れない。

 

写真の虎は、我が家の守り神。

今までなぜかちゃんと撮ったことがなかったことに気づいて、この機会に撮ってみた。

 

私には珍しい人物画像は、本番の撮影の途中に公園で休憩をとった時と、

終わってからオープンカフェで、使う写真をネガから選んでいるところ。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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