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2009年12月の投稿

2009/12/31

イロイロな日々2009(29)、(28)

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2009年中に撮った、数が半端な写真を集めたアルバム。

半端ではあるもののひとつにまとめるには全体の数が多すぎ、1と2に分けた。

カテゴライズが難しい写真の比率だったので、1には暗め、2には明るめ、

という分け方しかできなかったのが、カテゴライズ好きとしては無念。

 

まず1。

雨の日に撮った三田小山町(センチュリア多分400)。自宅でモカ。

引越し直後、まだバタバタしていてなかかな散歩に出られず、

自宅周辺で撮った花や実や風景(ロモ100)。

最後のフィルム消化に歩いたが全然撮るものがなかった元麻布。

 

そして2。

元旦の東京タワー、新年の挨拶用に作ったスウィーツ。

横浜に行ったときの景色とモカ。

引越し前に、カラスと猫に狙われていたのを保護したスズメ…。

結局飛び立つことはできなかった。悔いが残る。

引越し前の低位置で寝るモカ。

引越し後、深夜過ぎてもライトが消えていない日の東京タワー。

建築物の雰囲気に合わせ、悪天候を狙って撮った新東京タワー<スカイツリー>と、

そのときの道中を車の助手席から。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2009/12/26

M(29)

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このアルバムは、翌年の「だれもいない」用にと思っていたカメラとフィルム。

暮れに母の墓参りに行くことになっていたので、あまり枚数を必要としないだろうと、

この日に撮り始め、正月に持ち越そうと思って同じカメラで撮ることにした。

 

結果として、墓参りの日は曇っていたのだが写真にはいい曇り方で、

しかも富士山は見たこともないほど見事に、すっぽりと冠雪。

カラーを入れてきた方が良かったと、道中ずっと後悔する羽目になった。

 

ただし、出来上がった写真には光がとても綺麗に写っていたので、

これはこれで良かったかもしれないと思い直したが。

 

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問題は、こちらである。

中野正貴さんの「TOKYO NOBODY」のパロディで始めた、「ほぼ だれもいない」。

(2008年のだれもいないはこちら/2009年のだれもいないはこちら)

 

今年は元日の早朝、どうせならこのまま行ってみようと、急遽、寝ないで出動。

早い時間の方がいいだろう、と思っていたのが多分最初の想定外。

昔と違って三ヶ日でも人が多いというのは分かっていたのだが…。

新居が東京タワーに近いせいもあるのだろうか、「え?」…ってほど、人がいた。

車もガンガン走っている。平日並みに走っている。

まったく、誰もいなくなる気配なし。

 

確かに、麻布十番にいたときから、いつも元日は人が多かった気はしていた。

この前日、大晦日の深夜前後も、タワーに向かって走る人たちが結構いたし、

赤羽橋の交差点周辺も、タワー目当ての車が列を成して停まっていた。

大晦日から来てた人たちが朝帰りっていうパターンなのだろう。

だから去年、一昨年は2日や3日をメインに撮ってたのだ。

今年も我慢して、そうしておけばよかった。そして、翌日も人は減るのか不安である。

 

それだけではない。

寒い。

いや、冷たい。

例年なら1ヶ所で30~40分までは待って撮ることがあるのだが、

とてもそんなことは無理なほど寒すぎる。

手袋をしている指先が、そしてつま先が、痛くてもう耐えられない。

…結局20分ぐらいでギブアップ。この企画初めての挫折。

 

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翌日。

午前中の比較的遅い時間、増上寺に初詣を兼ねて道を撮ろうと出動。

しかしこれがまた、人が多いどころかツアーのような団体さんまでいるではないか。

この日は日差しが暑いほどだったが、前日の無理で風邪も引いてしまったし、

もう今年の「だれもいない」は完全に諦めモードになった。

増上寺で撮った数枚でもまだ終わらず、芝公園と自宅でフィルムを消化。

 

おそらく、元日に誰もいなくなるのは午前10時前後。そして2日3日こそ早朝なのだろう。

ぜひとも来年、2011年には活かしたい、苦い教訓を得た新年だった。

 

そして、久々に使ったアグフアのモノクロ。

今回はサイト作成のため、短期間で過去の写真を見返すいい機会にもなったが、

やはり自分はこのフィルムが好きだな、と再認識した。

友人のカメラ設計士がこのサイトを見て、カラーもモノも、アグフアは設計士泣かせだった…

と言っているほど、アグフアは特殊なフィルムで、だからこそこれにこだわる人もいるのだろう。

このフィルムがまた製造終了になることがありませんように。

そしてできれば、ウルトラも復刻してくれますように…。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2009/12/20

Test (before) 24

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家の玄関の前に、縁台を置いている。

買い物の袋の一時置きや、出かける前の身支度に便利である。

 

フィルムテストの最後の1本はモノクロだったのだが、出かけようとして、

そのフィルムを入れたカメラを、犬と一緒に縁台に置いていた。

そのとき、たまたま工事していた隣家の工事関係者に挨拶をされた。

いつもなら飛び出さない犬が、知り合いと勘違いして縁台から飛び降りる。

激しい音とともに落下するカメラ。コンクリートに激突。陥没…。

あっという間のできごとだった。

 

最悪なのは、それが自分が一番愛着を持っているカメラだったこと。

ラッキーといえばラッキーだったのは、それが頑丈なカメラだったこと…。

ものすごいショックを受けながらも、すでにフィルムは入れてしまっていたし、

暮れの用事に出かける予定だったのでそのまま出かけた。

 

陥没箇所は、カメラ上部の右手前角。シャッターは一応切れるようだった。

なんだかいい写真が撮れている気がする…と思いながら4~5枚撮ってみて、

そこで初めて気がついた。カウンターが止まったままだということに。

 

これは、カウンターが壊れて動いていないだけなのか?!(その場合写真は撮れている)

それとも、フィルム自体が送られなくなってしまったのか?!

落ちた衝撃でパーフォレーションがずれてしまっただけなのか…?

どちらにしても、一度フタは開けざるを得ない。泣く泣く開けてみた。

確かに、フィルムは少しずれていた。これが原因であれば…。

祈りながらフタを閉めるが、カウンターはリセットされていない。

何度か開け閉めしつつ、空シャッターを切る。リセットされない…。

 

やはり、カウンターは故障しているようだった。

それだけならまだ、写真を撮ることだけならできるのだが…。

そう思って、翌日テストに出かけたのがこのアルバム。

 

カウンターは動かないままだが、確かに撮れている感触はある。

ただ、枚数を数えながらだと、撮影に集中できない。

しかも自分のカウントではあと1枚だと思っていたのに、数え間違いをしていた。

 

結局写すことはできていたけれど、上がった写真を見てあとから思ったのは、

横位置の写真が多いということ。本来私の写真は縦位置が多く、

それが1本のうち半分以上になることもあると、以前から気づいていた。

意識して縦にしているわけではないのだが、自分の構図が取りやすいのが縦なのだと思う。

それが極端に少ないときは、疲れているとか、いい被写体に出会えないとか、

総じて集中して撮れていない時だということも経験上分かっている。

それが如実に表われたということなのだろう。

カウンター故障のまま撮ることもできたが、やはり修理に出すことにした。

 

余談であるが、没になったモノクロフィルムの4~5枚は、

撮れていたらかなりいい写真だった気がしてならない。返す返すも無念である。

 

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さて、この日のコースは、麻布十番を出発して元麻布、有栖川公園、広尾商店街、

天現時の交差点を左に曲がって途中で南麻布に入り、麻布十番に戻った。

元麻布の空き地には霜柱が立ち、水溜りに氷が張っていた。

地元で自然凍結した水を見たのは何年ぶりだっただろう。

2009年暮れの東京はかなり寒かったと思うが、この日も寒い朝だった。

 

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広尾では、なんと樹氷が!…といいたいところだが、これはオーナメントだった。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2009/12/12

Film test 3/4 (35)

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最近気になるステッカー。

PERUTZ Primera 200

 

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久しぶりに初めてのフィルムを買ったので、テスト撮影。

モノクロを含めて4種類を購入したので、同じカメラとレンズを使い、

同じような天候、時間帯、場所、被写体で毎週試してみた。

ちなみに曇りの日でも撮るものによっては、晴れの日はどんなレンズでも、PLフィルター使用。

初回だった前回、同時プリントを頼むのを忘れてしまったので、

このあとのフィルムもインデックスのみ、勘で補正してネガからスキャン。

 

 

3本目はPERUTZ Primera 200というフィルム。

スキャンしてから気づいたのだが、ショップの説明には「AGFA系列」と書いてあった。

まず、「系列」の意味がよく分からない。

名前はいかにもドイツっぽい。でもMade in Japan。

 

かなり情報の少ないフィルムなので、とりあえずアグフア系ということで、

スキャン後のデータを多少アグフアっぽく補正してみた。

ただ、スキャンした時点ではまったくアグフアっぽさはなかった。

AGFAのどれとも印象は似ていないし、補正前のスキャンデータに、独特の色被りもない。

色は置くとして、写りもやっぱりアグフアっぽくはない。

その後調べた感じでは、ドイツのPERUTZという会社がAgfaPhotoブランドに吸収されたらしい。

 

このフィルム、セットが安かったせいで今回一番たくさん買ったフィルム。

撮った当初は特に可もなく不可も なくという印象だったので少し後悔したが、

今になって見てみるとそう悪くない。むしろ、使い方によってはいいかもしれない。

全体的にあっさりめの印象だが、こんなベタベタな写りもする。

 

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ただ、前回は黄葉、今回は紅葉に目がいってしまって、やはりテストには不充分。

しかしこの写真の流れたボケ方など、普段私が使うフィルムにはないもので美しいし、

山茶花の木の立体感や光の描写も優れていると思う。

 

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さて、ここまでの3本がカラーフィルム。もちろん違う日だが、少し比較を。

 

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左がラッキー、右がミツビシ。

 

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空の色。左から、ラッキー、ミツビシ、ペルツ。

 

 

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山茶花の花。同じく左から、ラッキー、ミツビシ、ペルツ。

 

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母子草。左がラッキー、右がペルツ。

 

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左がラッキー、右がミツビシ。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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2009/12/06

Film test 2/4 (35)

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MITSUBISHI COLOR super MX 100

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久しぶりに初めてのフィルムを買ったので、テスト撮影。

モノクロを含めて4種類を購入したので、同じカメラとレンズを使い、

同じような天候、時間帯、場所、被写体で毎週試してみた。3本の簡単な比較はこちら

ちなみに曇りの日でも撮るものによっては、晴れの日はどんなレンズでも、PLフィルター使用。

初回だった前回、同時プリントを頼むのを忘れてしまったので、

このあとのフィルムもインデックスのみ、勘で補正してネガからスキャン。

 

 

2本目はMITSUBISHI COLOR super MX 100。こちらはmade in Japan。

フィルムの印象は…今まで見たことのない独特な写り。そして立体感。

 

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やわらかいというか、フィルムが微妙に歪んでいるかのようなソフトフォーカスがかかる気がする。

発色は前回と同じく青寄りだが、これは箱も青だったから妥当なのだろう。

 

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それだけでなく、この、なんということのない風景の描写がたまらなく良い。

光の表現は秀逸だと思う。

間違いなく、続けて使ってみたいフィルム。

ただ、テスト対象になるものよりもピークだった黄葉ばかり撮ってしまったのを後悔。

 

ちなみに曇りの日でも撮るものによっては、晴れの日はどんなレンズでも、PLフィルター使用。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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