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2008/08/31

往く夏のざわめき(25)

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8月31日。

その日付の響きはどこか切ない。夏休み最後の日。

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この日のコースは、大黒坂を上がって元麻布1丁目を散策し、

少し下ってまずは子供の頃によく遊んだ小さな公園へ。


まさに真夏、という昼下がりの灼熱の太陽の下、

いつもなら子供たちで溢れている公園にも人影はない。

 

暑さのせいなのか、夏休み最後の日というせいなのか、

多分その両方なのかもしれない。

それにしてもあまりの人気のなさに、少し不思議な感覚さえ覚える。

と、その水飲み場で素晴らしい光景に遭 遇。

 

これは!!(笑)

 

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ピカピカに新しく見えるキャンディカラーの水鉄砲たち。

本当に、この形のまま並べられていた。

遊んでいた子供たちは、一体どこに消えたのか?

昼食に戻ったにしても、この数と新しい感じ。不自然?

照り返り、静まり返った公園で、ちょっと異空間を味わった。

 

それからまた上に上がり、有栖川公園へ。

必要に駆られて入ったトイレに足を踏み入れた瞬間、こんな光景に目を奪われた。

なんて芸術的で、なんて美しくかわいらしいオブジェ。

この日から私は、撮影中に必ずこのトイレを使うようにしている。

 

さて、この日使ったフィルムのうち1本目は、このとき初めて使ったものだった。

コニカミノルタのJX100。アグフアを使い慣れていた私は撮影中もその感覚でいて、

特に今回は水鉄砲のようなカラフルなものも撮っていたので、

出来上がるまでは少し失敗したかな…と思っていた。

スキャン中もやはり、ちょっと色があっさりしているかな…、と思っていたのだけれど、

開いてみるととてもいい。特に陽射しの透明感がものすごく好み。

これはたまたま人からいただいたフィルムだったので調べてみた。

するとなんと…そのときすでに製造中止。ものすごくがっかり。

それ以来オークションでもチェックしているが、手に入れられたのはほんの数本。

もう出回っていないようで、とても残念に思っている。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

 

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