町のノイズ(36)
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
このアルバムは、1月19日の麻布十番~六本木~西麻布~南麻布(広尾商店街)と夜の十番商店街、
20日と27日の麻布十番~南麻布~白金~元麻布の写真の中から少し雑然とした町を選択。
空き地だった場所にはとっくにビルが建ち、落書きは消され、
瓦屋根のタバコ屋は広尾商店街にあったものだが、今はもうない。
十番商店街の裏道にあった八百屋は仮店舗へ移動し、建て直している。
ラーメン屋の木の扉はアルミになり、品書きも味気なくなった。
シュークリーム屋は店舗を広げ、シュー生地を詰めたオブジェは消えた。
たった2年の間に、めまぐるしく変わる町。
その風景が定着する間もなくまた新しい店になる。
町ではなく街に。
人が住み、繋がり、長く暮らす場所ではない。
ただ人が集まる場所。一過性の関係。
そんな国になってしまうのだろうか。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント