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2007/09/02

色褪せた現在-未来の記憶vol.2-(30)

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この日のルートは、麻布十番を一周してから東麻布へ。

日の出前は少しいい色に染まっていた空もすぐに曇り、

早朝の町はすべてが灰色で、暗く沈んでいた。

閉店したショップは知人のもの。今は違う店になっている。

タイガーロープが張られ、綿毛の花がかわいい空き地はとうに駐車場になり、

まるで矢印のような地面のラインも、作りかけの別の駐車場。

パイロンが置かれた、コンクリートが割れた地面は翌週には整備され、

なかなか楽しいカバーだった工事現場にはビルが建ったが、

錆びたえ瓊うえに脚が曲がって傾いている椅子は、

使われているのかどうか確認はしていないがまだここにある。

ラムネの便が置いてあったのは何屋さん?と、

飯倉が地元の主人にあとから聞いてみたが、

昔よくここでラムネを飲ませてもらったものの、

それ以上は要領を得ない情報しか返ってこなかった・・・。

 

05_3

 

なんということのない風景だか、なぜか一の橋からのこの眺めが無性に好き。

 

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アルバムはメインサイト路地裏の花たちにて。

 

 

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