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今回オークションで落札したのは、以前から欲しかったOlympus OM-1のブラックボディ。
同じく落札して持っていたOM-1はシャッター幕の不具合が気に入ってしまったので、
完動のものがもう一台欲しくなり、どうせなら黒で…と思っていた。
黒いOM-1は状態の良いものだと割高なのでなかなかこれ!というものがなかったのだ。
現物はなかなかの美品だったが、モルトの貼り替えが必要だった(仕様)ため、
届いてすぐにモルトを貼り、テストに持ち出した。
しかし今までにテストで大きな不具合が起きたことがなく、その感覚で撮っていたら、
出来上がった写真は見事に光漏れのオンパレードだった。
とりあえずモルトを貼り直したり、もう一台のOM-1と見比べつつモルトを貼り足したりしつつ、
2本目からは例の期限切れ劣化のラッキーを使い、計5回、5本のフィルムを消費して
テストしたが、最後の5本目は多少良くなっているもののすべてNG。
ところが、最初は嫌で仕方なかったこの光線漏れが、
シャッター幕の時と同じく、いつの間にか気に入り始めていた…。
ラッキーの劣化具合とうまい具合に干渉して、見れば見るほどノスタルジック。
いやいや、さすがにこの盛大な光被りで使い続けはしないでしょう…と、
さらにもう一台同じ機種が欲しくなる前にホームドクターにSOS。
写真を見せただけでどの部分のモルトか指摘していただいたので、
まったく気づいていなかった部分のモルトを再度貼って6回6本目のテスト…。
結果はだいぶ改善されていたが完璧ではなく、モルトを足して次は7回目。
その結果次第で、まだダメなら修理に出そうと思う。
結局テストの現像代を考えたら、最初から超美品クラスを買えたのだが、
この個体、ピントと描写、特に花の描写がかなりいい気がするので
あまり惜しくはなかったし、乗りかかった船というだけでなく、
どうしても完全な状態で使っていきたいと思ったカメラ。
それに、初めてこれだけ集中してOMを使ったらものすごく使いやすかった。
所持レンズの明るさだけではなく全体の大きさや軽さも、F-1などに比べると
今まで物足りなく感じてほとんど使う気はなかったのだけど、
少し慣れるととにかく軽くて楽な上、ズイコーのf1.8が悪くない。
しかも今さらだが、とりあえずで落札したこの安いレンズ、よく見るとほぼ新品。
いつの間にそんな上物をゲットしていたのか自分のことながら驚いた。
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久し振りにタマ。
斜めになって今にも倒れそう・・・。できれば連れてきたい。
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