『2分間ミステリ』
同じジャンルで有名なものに『5分間ミステリー』シリーズがあるが、私はこちらの『2分間』の方が好き。
1分=1ページとするとあちらは大体1話5ページとなるわけだが、長くなるせいで逆に中途半端に複雑なうえ、首を捻ってしまうようなオチも時折見られるからだ。
ひきかえ『2分間』が好きなのは、まず、登場人物が決まっていること。ある意味連作ともいえるだろう。
謎を解くのは高名な犯罪学者のハレジアン博士だが、1話ごとにモナハン保安官やキンブル保安官、ウィンターズ警視といった警察官ほか、自称プレイボーイだがいつも最後にへまをするシリル・マーキン、博士とデートしては回想という形で謎解きに付き合わされるオクタヴイア、一攫千金を夢見てはことごとく詐欺に引っかかりそうになるバーティー・ティルフォード、博士をひっかけようといたずらを仕掛ける有閑マダムシドニー夫人など、脇役の個性と特徴がはっきりしすぎるくらいはっきりしている。
それが、ともすれば味気なくなってしまいがちなこの手の短いパズル・ミステリに、多分に彩を与える結果となっているのだろう。
ただし、同著者の児童向けミステリ『少年探偵ブラウン』と、内容的に全く同じ謎解きが多用されているので、それをどう感じるかは読む人それぞれだと思う。
寝る前に2〜3話謎解きを楽しむには、申し分ないシリーズである。
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コメント
私もこの本、読みました。
で「5分間」より「2分間」が面白い、という意見に、私も賛成!
そういえば、確かに『少年探偵ブラウン』のネタとカブっているものもありますね。
ま、読者層が違うってことで、OKなのでは?
投稿: 山村まひろ | 2004.12.06 01:18
まひろさんこんにちは!
やっぱり2分間の方がおもしろいですよね~?
『少年ブラウン』に関してはほんとに同じネタの焼き直しなのですが、私もそれはそれでいいと思っています。
ただ、Amazonの読者レビューではそのへんが不評なようで…(苦笑)
投稿: ABBY | 2004.12.07 02:57